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「ただいまー・・・・・なんてね」

 

 

 

 僕は誰もいない家の前でそう自嘲した。


 父さんと離れてこの家に預けられた後、しばらくすると、離れに部屋を与えられ、実質捨て育ちとなった。


 正直、自分をこういう状況に追い込んだ父ゲンドウを恨んではいるが、どうにもならないので、今では完全に諦めている。
 でも、もし父さんが自分を受け入れてくれさえすればなんとか状況は変えられるのではないかと思わないでもない。


 とはいえ仮定は仮定。

 

 シンジが家のドアを開けると、ドアに挟んであったと思われる一枚の封筒が舞い降りる。 差出人は『碇ゲンドウ』とあった。

 

 諦めているはずなのに、なぜか希望に縋ってしまう。


 手紙に書かれていた『濃い』の文字。


 多分『来い』と書くつもりだったのだろう。……微妙にわざとかどうか気になりもするが、期待は高まる。


 二枚目には父さんの居る『箱根』までの乗り換えの指図まで記されている。
 そして同封の切符を確認。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『青春18切符残り2日分』・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 オイ(汗)…


 

 

 

 

 かくして翌日、僕ははるばる各駅停車で長野から箱根へと旅立ったのである。(爆笑)
 

 

 

 

 

 

 

 


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 新性紀 エヴァンゲンドウ 

番外編1


 第三使徒戦ダイジェストもしくはネルフ屋シンちゃん
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 箱根駅・・・・・


『来ない』


 徹夜で箱根までたどり着いた僕は、睡魔と戦いながら迎えに来るはずの葛城ミサトとかいう乳ウシを待ち続けていた。

 とりあえず来たら乳を揉みまくっておおいにセクハラ。危険な香りのする男として華々しくデビューでもかましてやろうかと思う。

 シャブ漬けにして肉奴隷にするのも捨てがたいなぁ・・・・

 

 まあ、僕の場合、思うだけで実際にはやんないけどね。

 


しかし・・・・・

 

 

『眠い!』

 

 

 


 なんか先ほどから周囲で爆音が響いているが、目を開けているだけで精一杯の僕にはさして気にならなかった。

 

 

 

 


 やがて待ち人であったミサトさんが現れ車でジオフロントまで連れて行かれてエヴァ初号機に乗せられたのだが、僕はよく覚えていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 はい、目を開けたまま寝ていましたから。(爆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ覚えているのは

 

ミサトさんってアル中のケがあるんで、錠剤タイプのエクスタシーをビールかなんかに溶かし込んで与えれば、ヤク漬け&肉奴隷化は結構簡単かも?

 

と思ったことくらいかな?

 

 

 んでもって目が覚めると、いきなり腕の骨を握りつぶされる感覚。


 そりゃパニックになっても仕方ないよね。


 んで視界はブラックアウト


 
 












 

 そこは闇だった、そして目の前に現れる人影。


「誰?」


 僕の呼びかけに陽炎のようだった人影は、次第にくっきりとしたすがたとなる。それはどこかでみたような女性の姿。・・・・・誰だろう?


 僕の意識は記憶の奥底、闇の海のなかえと潜っていく・・・とゆーか僕は泳げないから沈んでいくかな?(笑)

 

 

 


『そう、もういいのね』


 

 

 

 そうだ、、僕は思い出す。これは母さんじゃないかと。
 正直、睡眠不足で、僕の判断力はあやふやだ、いつもなら信じられない事や実行に移すこと無く自分の心に仕舞い込む事ですら、何の躊躇も無く実行に移していた。

 


「母さんなの?」

 


 僕は呼びかける。

 


「シンジ・・・・・母さんよ」

 


 腕を広げ待ちかまえる母さんに僕は飛び込み、そしてその胸で泣いていた。
 繰り返し「母さん」と連呼する僕。


 …普通だったらやんないよ。僕はこうみえても文系硬派を自認しているからね。
 あくまでこんな、TVドラマみたいなマネをしたのは、あくまで正気じゃなかったからさ。

 


 その後、色々と母さんに父さんの事で愚痴こぼしたり、母さんに「ガールフレンドはいるのかどうか」と聞かれたりしたっけ・・・


 ちなみにガールフレンドはいねえっす(涙)。結構僕って切れ者なんだし、女の子はそういう男に惹かれるはずなのに何でだろう?やっぱ喧嘩がまるで駄目だからかな?
 と、ともかくそんな風に母さんと色々話したんだ。


「シンジ、… お父さんにも一度エヴァに乗ってもらえるように伝えておいて。ちょっと母さん、お父さんと話したいことがあるのよ。」


 会話も終わりに差し掛かろうという時、母さんは僕にそう言ってきたんだ。
 僕はそれを某謎ジャム職人の様に即座に了承した。


「ジンジ。お母さんがシンジが可愛い女の子と巡り会えるようにしてあげるから楽しみにしておいてね。」


 別れ際にそう言い残し、母さんは消えた。
 そして僕は光に包まれる。
 そして・・・・・・
 

 
 
 
『イッチニ サーンシ・・・』

 ラジオ体操のかけ声。
 目に入ってきたのは病院らしき真っ白な部屋。
 僕は見知らぬ天井を見上げていた。
 
 
 
 


END


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