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成年男子のプライド捨てて生まれ変わったロリィな体、ペドな悪魔を叩いて砕く、はにゃーんがやらねば誰がやる!

「うそつき〜! 続きは書かないって言ったじゃないかぁ〜!!」


新造人間 はにゃ〜ん
電脳世界の戦い! はにゃ〜ん2chに死す?

電波を受信した人:OYAZI
画:この市場さん

主題歌

響け はにゃ〜ん♪ トキメキ はにゃ〜ん♪ 萌えよ はにゃ〜ん♪
噂に聞こえた凄いヤツ♪ キッス ウインク 電光パンチラ♪
生まれ変わった ロリィな体♪ ペドロリ軍団倒すまで♪ 萌えのパワーでぶちかませ♪
スレンダーな胸!
新造人間はにゃ〜ん♪ はにゃ〜ん♪ はにゃ〜ん♪


 ペドロリ軍団を倒す為、東博士によって生み出されたナノマシーンサイボーグ。それが新造人間はにゃ〜んである。
 (東博士による)狂気の実験によって生み出された、最狂最悪の支配者『ペドフィリアン・ボス』を倒す為、東博士は最愛の息子(建前)『東 哲弥』を被験者(生け贄)に最強のナノマシーンサイボーグを生み出したのだ!
 はにゃーんは羞恥心により強力なパワーを発揮し、萌えな行動をとるように強制プログラムされている。恥ずかしい姿を見られないように、瞬く間に敵対するアンドロイド達を粉砕していくのだ!
 頑張れはにゃーん、負けるなはにゃーん 君の戦いはまだまだ続く! 戦え! 新造人間はにゃーん!! 



「くっ! 見つかったか!! もう時間が無いと言うのに。我々にはこの街全ての住人の運命が掛かっているんだぞ!!」

 レジスタンスのリーダーが叫ぶ。

「ダメです! 突破されるのは時間の問題です!」

「くそう、作戦は失敗かっ!」

「こうなったら一人でも多くの仲間を逃さなければ!」

「そうだな。良し、私が足止めに向かう! 君たちは速やかに脱出せよ!」

「リーダーだけでは無理です。俺も行きます」

「俺も!」
「私も行こう」
「俺もだ!」

 次々に志願するレジスタンス達、まさに漢の中の漢である。

「ルナ君! 君は逃げたまえ、後の事は頼んだぞ!」

「……判りました、御武運を!」

 神月 ルナは涙ながらに敬礼する。ルナは死地へと赴く勇者達の最期の勇姿を瞳に焼き付けていた。

 おそらく彼らは奮戦虚しく敗北するだろう…そして、少女か幼女に変えられて変態筋肉マッチョのハーレムに加えられてしまうのだ。ルナは漢達の運命を思うと涙を止める事が出来なかった。




 ピポ?

「フレンダーどうした?」

 ペドロリ軍団を滅ぼす事を宿命付けられたナノマシーンサイボーグ少女新造人間はにゃ〜んは相棒のアイボな犬型ロボットフレンダーの鳴き声? を聞いて不思議に思った。
 何故かフレンダーは目立つような行動はしないのだ。例え戦闘中であっても地道にはにゃ〜んのサポートをしている。伏兵には最適だと評判だった。(誰に?)

「むっ」

 誰かが近づいてくる。既に日が暮れており、忌まわしいペドロリ軍団のロボットと言うことはないだろうが用心した方が良いのは間違いない。

 何故か先○者は夜には活動しない。一説によると、センサーの性能の問題だとも言われるが確かな事はわかっていない。今までは夜間活動が行われていないと言う事実があるだけだ。今後ヤツらが夜間行動を行わないと言う保証はないのだから……。

「フレンダー、隠れるよ」

 はにゃ〜んはそっと岩陰に身を潜めた。


 はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……

 荒い息が聞こえる、まさかヤツに従う変態幹部が攻めてきたのか? そう思いはにゃ〜んは一瞬身構えた。ペド王を名乗る、あの忌々しい『ペドフィリアンボス』にも人間の部下が居る。ヤツと同じ嗜好を持ち、ヤツに忠誠を誓う人間失格っぽい変態共ではあるが、肉体を強化されており戦闘力は侮れない。
 それに『はぁはぁはぁ萌え〜』等と呟きながら迫ってくる姿は生理的嫌悪を誘わずにいられなかった。まさに色んな意味で畏るべき敵である。

 注意深く様子を見守るはにゃ〜ん。しかし、それは杞憂だった。何故なら、やって来たのは女性だったのだ。それもはにゃ〜んが良く知る女性だった。いや、ぶっちゃけルナなんですけどね。

「はあはあはあ……すいません、この辺りに隠れて居るのは解ってます。お願いしたいことがあるんです。出てきてくれませんか?」

 ルナははにゃ〜んが潜む岩の側まで来ると、息を整え、声を張り上げた。
「お願いします! 私たちに力を貸してください!」

 ルナは必死だった。あれから情報を集め分析し、自分たちの失敗の原因を突き止めたのだが、自分たちの能力ではどうにも出来ない問題だったのだ。何とかしないと……せっぱ詰まったルナは、かつて自分を助けてくれた不思議な少女に助力を求めに来たのだ。少女の出没地域や潜伏場所等は前もって調べてあった。まだストーキングはしていないので問題はない。

 あの男らしかったリーダーが、あの頼れる仲間達が、ペド王を名乗る変態に姿を変えられ少女化し、今では『ペド王様、逞しいですぅ〜♪ 好きぃ♪』などとほざきながらあの変態にスリスリしているのを知ってしまったのだ、ルナ自身の精神安定の為にも一刻も早い安全地帯の確保が最重要視されているのである。

「お願い……私たちを助けて………」

 ルナは涙を流して懇願する。仲間の事を思わない訳ではないのだが、ここまで必死に頼むのは自分の為だからであった。

「あまり大きな声を出すな…」

 初めは無視するつもりだったのだが、ルナの涙を見て諦めたはにゃ〜んが岩陰が出てきた。

 はにゃ〜んは見た目こそレオタード少女だが、正体はルナの幼なじみである『東 哲弥』だ。昔からルナの我が儘には逆らえなかったし、ルナの涙は苦手だったのだから仕方がない。

「ヤツらが夜間活動をした記録は無いけど、これからもそうだとは限らないんだからな」

 そう言いながら、はにゃ〜んはゆっくりとルナに近づく。

「あっ、私は神月 ルナと言います。ペドロリ軍団に抵抗しているレジスタンスの一人です。えっと、貴女のお名前は?」

 『まずは名前を聞き出さないと始まらないし〜、出来れば連絡先とかも知りたいわよねぇ。一緒に住めればベストなんだけどなぁ、色々と悪戯も出来るしぃ〜(はーと)』自己紹介しながらチョッピリ鬼畜な事を考えている様だ…自分の欲望に素直な女であった。

「おっ俺は…はにゃ〜ん新造人間 はにゃ〜んだ」

 一瞬、本名を名乗りそうになった哲弥だったか、かろうじてスーパーヒロインとしての名前であるはにゃ〜んを名乗る事が出来た。もし、自分の正体がばれたら、目の前の幼なじみは遠慮なく自分を玩具にするに違いないのだ。もっとも哲弥は知らないが、正体を知らなくてもルナははにゃ〜んを玩具にする気満々である。
 知らないと言う事は幸せだった。

はにゃ〜んさんと呼べば良いんですか?(俺? 折角かわいいのに…もったいない)」

「好きに呼べば良い……何の用だ?」

「私たちを助けて欲しいんです! 自分勝手なお願いだとは思いますけど…もう私が頼れるのは……(男言葉かぁ…ある意味萌えだけど、行き過ぎてる気もするなぁ。後で言葉は修正しちゃおっと♪)」

 ルナはここまで言うともう一度涙を零した。心の中では酷い事を考えているがはにゃ〜んは気付いていない。すっかり騙されていた。

「………泣かなくて良い。ペド王は共通の敵だ」

「あっ、ありがとう御座います!!(良しっ! 泣き落とし成功♪ 人を疑う事を知らないのかな〜? ウブで可愛いっ♪)」

 ルナが大きく頭を下げる。態度は殊勝なルナだが考えている事はなかなかに黒かった。




「あれです。あの建物の中に、畏るべき計画の要であるコンピュータがあります。」

 ルナはそう言うと、一際大きなビルを指し示した。

「あのビルにあるのはこの街を統括しているマザーコンピュータです。ヤツらは都市中に広がるネットワークを使って住民全てを少女にしようとしています」



 ペド王にとって人間とは少女の元、材料であった。ゆえにレジスタンスと言えども無闇に殺したりはしない。

 しかし、人間を少女化する役目を持ったアンドロイドを破壊し、折角洗脳して侍らしている少女達の洗脳を解いて連れ去ってしまう彼らレジスタンス達は許し難い存在でもあった。

 そこでペド王が考え出した悪魔の計画。それが一都市丸ごとTS作戦である。

 街中に潜み、抵抗しているレジスタンス達を一人一人狩り出すのは面倒だし失敗も多い。ならば無関係な市民ごと纏めてTSさせてしまおうと言う、大ざっぱな作戦であった。

 ちなみに第一作戦であるダムにTS薬をばらまく作戦はレジスタンスの抵抗によって失敗していた。これは二つ目の作戦である。

 現在実行中のこの作戦は都市のマザーコンピュータを制圧し、信号機を初めとする機器からTS洗脳光線を発射しようというモノだ。

 かなり無茶な技術的にも不明な点が多い作戦ではあるが、敵は色んな意味で常識が通用しない化け物である。万が一にも成功されてしまったら目も当てられない。第一都市の住人全てが少女化してしまったら、誰が少女達を養うと言うのか? まさしく悪魔(ショッカー)の作戦であった。

 『少女だけの街〜♪ えへえへ♪』と変態共(ペドロリ軍団)は喜んでいるが、生活物資の生産をどうするのか等、問題点が多すぎる。こんな作戦が成功してしまえば一部(ハーレム行きの美少女)を除いて、全員死んでしまうだろう。そんな事を許してはならない!

 それにしても無茶な作戦である。ペドロリ軍団が幼稚園バスをバスジャックするのも時間の問題なのかも知れない。



「…で、俺に「ボクでしょ?」ボクに何をしろって?」

 街中でいつものレオタードな格好は不味いと言うことで、はにゃ〜んはゴスロリな格好をさせられていた。その時口調も注意されたのだ。
 『折角変装してるのに…俺なんて言ってたら目立っちゃうじゃないですか! ちゃんと私って言いましょうよ!』とルナが強く主張し、『慣れてない口調だと反応が遅れる。それはそれで不自然だ』とはにゃ〜んが建前な正論で男としての最期の拠り所を守ろうと抵抗した。
 二人で話し合った(ルナがはにゃ〜んを脅しすかした)結果、一人称は『ボク』になったのだ。

「進入したウィルスを破壊するために、我々はワクチンプログラムを作成しました、でも…」

「でも?」

「ワクチンは逆にウィルスによって無効化されてしまって。……潜入チームで無事だったのは私だけです。その後の調査で間接的な攻撃は無効化される事がわかりました」

「なるほど」

「知り合いにナノマシーンを研究している人がいたんですが…その人の話だと、あるナノマシーンの持ち主は電脳世界に直接進入する事ができるとか…」

 その研究者とは(諸悪の根元の)東博士の事だった。はにゃ〜んはバーチャルでご都合的な電脳世界に直接進入する事ができるのだ!

「時間が無いんです。手詰まりだとみんな諦めかけていました。そんな時、はにゃ〜んさんの事を思い出したんです。常識で考えて普通の人間がペドロリ軍団に素手で対抗できる訳がありません。はにゃ〜んさんもナノマシーンで肉体を強化してるんじゃありませんか?」

「……(したくてしたんじゃ無いぞ。勝手にやられたんだ! 強化どころが変貌したんだし)」

「間違っていたならスミマセン。でも私の推測が正解だったなら…」

「確かに、お…ボクなら直接攻撃が可能だよ」

 俺と言いかけたのだが、途端にルナに睨まれ、ボクと言い直すはにゃ〜んであった。シリアスなシーンだし都市一つの命運もかかっているのだが。ルナにとっては目の前の美少女の躾の方が重要なのだ(ぉぃ)。

「良かった…できるだけのサポートはします。ウィルスの破壊をお願いできますか?」

 フレンダーを抱きかかえたルナの言葉にはにゃ〜んは黙って頷いた。こうしてはにゃ〜んは電脳世界へと進入する事になったのである。




「これが電脳世界…」

 はにゃ〜んはバーチャルでご都合的な空間へ進入していた。タイムリミットは1時間、ルナにもらったファンシーな腕時計で時間を確認する。ヴァーチャルな空間ゆえに、はにゃ〜んが持つ装備はあくまでイメージに過ぎないのだが…意外と女の子っぽい腕時計が気に入ったのかも知れない。

「良し、さくさく行こう。敵は何処にいるのかな? フレンダー、案内をお願い!」

 フレンダーもついてきている。その優れたセンサーで敵の居場所を突き止めてくれるだろう。検索ソフトその他も万全なフレンダーであった。作者としては途中の面倒はできるだけ省きたいのだ。フレンダー様々である(オヒ)。


「ここは……」

 フレンダーのおかげで、敵の潜む中心部へとあっさり辿り着いたのだが、はにゃ〜んは周りの光景に絶句していた。

「………帰りたい」

 半泣きで呟くはにゃ〜んであった。無理も無い、彼女が見た光景…それは、<幼女が一番♪>とか、<ちっちゃい膨らみマンセー!>とか、<天然美少女を保護しる!>等と名付けられたデータ群だったのだから。

「ううっ……判ってるよぉ、だから押さないで(涙)」

 モチベーションはこれ以上無い位に盛り下がっていた。思わずへたり込んだはにゃ〜んだったが、マイペースなフレンダーにお尻を押されて、嫌々ながらも進み始める。

「イヤな光景だよぉ」

 はにゃ〜んの周りをデータが通り過ぎて行く。それは殆どが映像データで、少女や幼女の姿が写されている。中にはキワドイ物もあり、その度にはにゃ〜んは赤面していた。

「こんな映像データばっかり…こんなの集めているヤツの正気を疑うよ」

 ここはペドロリ軍団のデータベースと化しているのだ。ヤツらは正気じゃない。逝ってしまった人達と狂ったAIの集まりでる。はにゃ〜んのセリフは今更であった。


「ホントにここなの?(滝汗)」

 はにゃ〜ん達の目の前には<はにゃ〜んたんをヲチするスレ Part12>と名付けられたデータ群が存在していたのだ!

 ピポポ♪

 うん、そうだよ♪ とばかりにフレンダーが鳴く。いつの間にかボールを銜えている。まさかこんな所で遊んだりはしないだろう。どことなく嬉しそうに見えるのはきっと気のせいに違いない。

「あう……覚悟決めて進むしか無いんだよね」

 トボトボと歩き出すはにゃ〜んである。タイムリミットも有る。もっとキビキビ進んで欲しいものだが、無理は言うまい。その位ショックな光景が並んでいるのだから…。

 それは、正に羞恥プレイであった。ビキニラインを直す場面の写真がある。お尻や胸が接写されている。そして局部までもが……。

「わーん! なんでこんなデータが有るんだよぉ!!」

 映像データには(*゚ー^)b<GJ!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!等と言うコメントが連なっている。撮影者は『先○者@二階級特進』となっていた。それらの映像を眺めていると恥ずかしいやら悲しいやら…ちょっぴり鬱な気分になるはにゃ〜んだった。このままだと首を吊りたい気分になってしまうかもしれない。大変に危険な状態である(マテ)。

「くっくっく、それは貴様に倒された英霊達の最期の意地よ!」

「お前はっ!!」

 目の前に現れた怪しい人影を警戒するはにゃ〜ん。早く仕事を終わらせて帰りたいのだろう。精神的にはかなりテンパっていた。

「我はペド王Uなり!」

「ペド王Uだと?」

「我は電脳界の王。あらゆる少女(幼女含む)のデータを統べる王! 二人目のペド王、すなわちペド王Uよぉ!!」

 良く見ると、背中に U の文字が浮かんでいる。一応本物との差別化はされているようだ。
ああぅ……変態が増えたぁ〜
「ああぅ……変態が増えたぁ〜」

 ペド王Uははにゃ〜んの失礼なセリフを無視していた。ひょっとすると自覚があるのかも知れない。

「くくく、はにゃ〜んよ、良いところに来た…。お前を我の王妃にしてやろう」

「ふざけるな!」

「ふざけてなどおらん。見るが良い、我が城を!!」

 二人の現在位置。それは巨大なデータベースであった。あらゆる少女(幼女含む)達のデータが集められた匿名掲示板型データベース。その名も『2nd children home』、略して2chと言う。ちなみに本物のペド王のハーレムは『Children home』と呼ばれている。この話のために急遽決まった設定であった。

「お前はここで王妃となり、我と共に全世界のネットワークに君臨するのだ!」

 データベースを管理する為にペド王が生み出した、電脳界のペド王。それがペド王Uである。ペド王Uはネットワーク上に君臨し、利用できる全ての機器を使用して少女(幼女含む)を増やし、合わせてあらゆる少女(幼女含む)達のデータを管理するのが任務なのである。

「お前たちの望み通りにはさせないっ! 貴様を倒し、ここを破壊するっ!!」

 はにゃ〜んのやる気は十分に回復したようだ。第一目的は自分の恥ずかしいデータの破棄である。

「ふははは! ならば力で従えるのみっ!」

 ペド王Uもヤル気満々である。ペド王Uのヤル気は股間に屹立する ピー が証明していた(爆)。

「えーと…やっぱり止めときたいなぁ」

 ペド王Uの迫力(一部限定)に泣き言を言うはにゃ〜んだったが、そうはいかない。戦ってもらわないと話が進まないではないか。

「ふははははは! 来い、はにゃ〜ん!

 ペド王Uが叫ぶ。その身体からニュルニュルとした触手が飛び出し、はにゃ〜んに襲いかかる。

「うげっ! 気持ち悪〜い!」

「ふはははは! 我のワームウィルスに貫かれるが良い!!」

 この触手はワームウィルスらしい。触手ははにゃ〜んの大切な所を狙っているようだ。本当に貫かれると18禁になってしまう。作者的にはとっても困るのだが、ペド王Uの知ったことではなかった。

「存分になぶった後、お馬さんで遊んでやろう」

 お馬さんの背中は△だった。名をトロイの三角木馬と言うらしい。

「そんな事されてたまるかぁ!」

 はにゃ〜んは本気になった。貞操がステキにピンチなのだ、自己防衛の為にも必死にならざるを得ない。

「たぁ!」

 絡みつこうとする触手を紙一重で避け、はにゃ〜んは大きくジャンプした。そしてペド王Uの背後に回り込んでの連続蹴りを放つ。

 ドカ! バキ! メキャ!

 手加減抜きの蹴り。しかしペド王Uにダメージは見られない。それどころか股間の自己主張がさらに激しくなっていた。マゾと言う可能性もある。

「くっくっく、効かんなあ」

 ペド王Uが邪悪に笑う。まさに犯罪者の目であった。もっとも此の世界ではペド王が法律なので逮捕される事は無い。残念な事である。

「くっ、全く効かないなんて…触りたく無いのを我慢して攻撃したのに!」

 はにゃ〜んは悔しそうだ。しかし、こんな変態でも一応ボスキャラの分身なのだ。強力で当たり前、簡単に倒されては作者が困るのである。

 それでもはにゃ〜んは健気に戦い続けた。殴り、蹴る、体当たりで弾き飛ばし、投げ飛ばす。

「ふはははは! 無駄無駄無駄ぁ! うりぃぃぃぃいいいい!!」

 しかし効いていない。ペド王Uは反撃もせずにはにゃ〜んを嘲笑う。

「しょせん貴様はこのペド王U様にとっての子猫ちゃんなんだよぉ!!」

 またヤル気が上がったようだ。ペド王Uの ピー がはち切れんばかりになっていた。

「……もう逃げたい」

 涙を流すはにゃ〜んであった。すまないが退路は無い。覚悟を決めてくれ。

「そろそろ終わりにしてやろう!」

 そう言ってペド王Uが取り出したのは、巨大な浣○器と謎の液体(グリ○リン溶液)であった。

「なんでそんな物を〜!!」

 はにゃ〜んは涙目で絶叫する。普通なら戦いの最中に出してくる様な物では無い、しかし残念ながら相手は正気じゃなかった。

「ふっふっふ! これは、服従プログラム(グリ○リン溶液)とインストーラー(浣○器)だっ! これで貴様を我好みのおとなしい少女に変えてくれるわっ!」

「フレンダー……助けてぇ(涙)」

 はにゃーんは羞恥心により強力なパワーを発揮し、萌えな行動をとるように強制プログラムされている。この様な変態を前にした場合、怯え涙ぐむのが正しい美少女の姿だと東博士は考えていた。結果として、はにゃ〜んは恐怖に引きつってしまい一歩も動けなかったのである! もっとも、哲弥本来の身体だったとしても、こんな変態相手では、身体がすくみ怯えていたかもしれない。はにゃ〜ん絶体絶命のピンチであった。

 しかし、はにゃ〜んに助けを求められたフレンダーは……。

 ピコピコ〜♪

 尻尾を振りつつボールで遊んでいた。


「ふはははははは! 覚悟するが良い!」

 ペド王Uが手にするインストーラーから謎の液体がピュッと飛び出す。そして満面の笑みで近づいてくるペド王U…トラウマになりそうな光景である。

「やだやだやだぁ〜!! 誰か助けてぇ〜!!」

 とうとうはにゃ〜んは泣き出してしまった。はにゃ〜んはこの時、本気で怯える少女そのものであった。泣きながらイヤイヤと首を振るその姿はかなり萌えである。

 ピコピコピコォ〜♪

 その時、フレンダーが遊んでいたボールをペド王Uにぶつけた!

「ぐおぉおお! 何故だぁぁぁ! 力が抜けるぅぅぅぅ! パワァがぁぁぁ!」

 股間の ピー が萎んで行く。どうやらアレはパワーゲージだったらしい…。イヤなパワーゲージである。

「ふえっ?」

 絶望にグシグシ泣いていたはにゃ〜んが顔を上げる。何という事であろう! フレンダーが遊んでいたボールとは、ペド王Uによって無効化されていたワクチンプログラムだったのである! フレンダーによって封印を解除されたワクチンプログラムは、意外な伏兵フレンダーによってペド王Uの体内へと打ち込まれたのだ!! ご都合主義もいい加減にしないと読者に見放されると言うのに、作者には恥も臆面も無かった。

「消えろ、変態ぃ〜〜〜!!」

 このチャンスを逃してはならない! はにゃ〜んの渾身のキックがペド王Uのパワーゲージに炸裂する!!

「ぐわぁぁぁあああ!! 我の…いや男の急所中の急所を〜!!」

 ペド王Uが悶え苦しみながら消えて逝く……男としては同情するしか無い最期であった。

 ピコッ♪ 

 一仕事終えたフレンダーがはにゃ〜んの足にすり寄って来た。はにゃ〜んはニッコリ微笑むとフレンダーを抱き上げキスをする。どうやら、あまりの恐怖に少女化が一気に進んだようだ。ペド王Uを蹴った時も元男なら躊躇や遠慮があっても良さそうなものだが、そんなモノは一切無かったし。

「フレンダーありがとね♪ さっ、帰ろう」

 こうして電脳界の平和は守られたのである。




「ありがとう、はにゃ〜んさん! ホントになんてお礼を言ったら良いか」

「気にしないで…」

 はにゃ〜んはぶっきらぼうに答えた。恐怖が薄れ落ち着いてみると、先ほどまでの、女の子然とした行動が恥ずかしくなってきたのだ。

「フレンダーちゃんもありがとう。貴方のおかげで私もモニター出来たし、ワクチンプログラムも役立てる事が出来たわ」

 ピコッ!

 どういたしましてとフレンダーが尻尾を振っている。和やかな空気の中、はにゃ〜んはイヤな予感に身を震わせていた。

「………モニターって?」

「えっ? はにゃ〜んさんたちに任せっきりじゃ情けなさ過ぎるじゃないですか。フレンダーちゃんにリンクさせてもらってサポートしていたんですけど? おかげで上手くペド王Uとか言うウィルスの不意をつけたし……ってはにゃ〜んさん、どうかしました?」

 ルナのセリフの途中から、はにゃ〜んは恥ずかしさのあまり震えだしていた。ルナに、幼なじみに女の子然とした言動や行動も…泣き出してしまったあのシーンも…全て見られていたなんて! かなり鬱状態になってしまったはにゃ〜んであった。

 ちなみに、<はにゃ〜んたんをヲチするスレ Part12>と過去ログデータの全て及び、今回のはにゃ〜んの行動の全てはルナに記録され保管されている事は知らない方が幸せであろう。

「お願いっ! 見なかったことにしてっ! 全部忘れてっ! 無かった事にしてぇぇぇ!!」

 はにゃ〜んあまりの恥ずかしさに絶叫していた。

「あ〜ん♪ 顔を真っ赤にしちゃって、かわい〜♪ フレンダーちゃん、これも記録しといてっ!」

「止めて〜! ボク、恥ずかしくて死んじゃうよぉ!」


 イ`はにゃ〜ん! 吊るなはにゃ〜ん! 君の戦いはまだまだ続く! 戦え、新造人間はにゃ〜ん!!


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