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成年男子のプライド捨てて生まれ変わったロリィな体、ペドな悪魔を叩いて砕く、はにゃーんがやらねば誰がやる!

「う゛っ、今年もさらし者にされるの〜!?」


新造人間 はにゃ〜ん
遙かなる荒野

電波を受信した人:OYAZI

主題歌

響け はにゃ〜ん♪ トキメキ はにゃ〜ん♪ 萌えよ はにゃ〜ん♪
噂に聞こえた凄いヤツ♪ キッス ウインク 電光パンチラ♪
生まれ変わった ロリィな体♪ ペドロリ軍団倒すまで♪ 萌えのパワーでぶちかませ♪
スレンダーな胸!
新造人間はにゃ〜ん♪ はにゃ〜ん♪ はにゃ〜ん♪


 ペドロリ軍団を倒す為、東博士によって生み出されたナノマシーンサイボーグ。それが新造人間はにゃ〜んである。
 (東博士による)狂気の実験によって生み出された、最狂最悪の支配者『ペドフィリアン・ボス』を倒す為、東博士は最愛の息子(建前)『東 哲弥』を被験者(生け贄)に最強のナノマシーンサイボーグを生み出したのだ!
 はにゃーんは羞恥心により強力なパワーを発揮し、萌えな行動をとるように強制プログラムされている。恥ずかしい姿を見られないように、瞬く間に敵対するアンドロイド達を粉砕していくのだ!
 頑張れはにゃーん、負けるなはにゃーん 作者が気まぐれに続きを書き続ける限り君の戦いは終わらないっ! 戦え! 新造人間はにゃーん!! 


「なかなかやるなぁ、流石ははにゃ〜ん! 幾多の勇士達を屠ってきただけの事は有る。しかし、我を今までの有象無象と一緒にするなよっ!!」

 そう言い切ると、今回の作戦を指揮していたペドロリ軍団の幹部はメキメキと音を立てて変身して行った。二重の意味で変態である。

「見よっ、この恐ろしくも力強い(ちょっぴり陳腐な)デザインを! これこそ、かの仮面ラ○ダー一号最初の敵役『クモ男』、その改良版よぉ!!」

 複眼が厳めしいマスク、ワキワキと動く六本の腕、全身はタイツの様な装甲?に包まれ、腰には鷹を象ったベルト。それは正しくショッ○ーの怪人であった。
 ちなみに鷹の目は鋭いながらも何処かスケベっぽい。少女(含む幼女)のストーカー集団であるペドロリ軍団を表すには相応しいマークかもしれない。

 ちなみにこのクモ男、一度に6人の少女を可愛がれると軍団内で大評判である。

「ふははははぁ! 恐ろしさに声も出ないかっ! 今回の作戦に志願するに当たって、我自らが選んだデザインだからなぁ!! これよりは我らペドロリ軍団もナノマシンサイボーグが陣頭に立つ! 貴様の快進撃もここまでだっ!!」

 自信満々で高笑いを続ける怪人であった。しかし、原型を留めて居ないとは言え、一応『新造人間キャシャーン』のパロディなのだから『初代ラ○ダー』ネタはどうかと思わないでも無い。いささか古すぎる気もするし……まあ今更だし別に良いか。

「えーと……(汗)」

 気力を振り絞ってはにゃ〜んは声を出す。そう、今まで沈黙していたのは恐れていたからでは無い。ただ単に脱力しきって声を出す気力すら無かっただけである。

「つまり、自分はボクと互角に戦える強者だって主張しているんだよね?」

 はにゃ〜んはこめかみから大粒の汗を垂らしながらそう訪ねた。

 まあ、読者には怪人のセリフを見るにそう主張している以外には見えないだろうが、はにゃ〜んが疑問に思うのも当然なのだ。何故なら……

「じゃあ何で、その強敵の初仕事が幼稚園バスジャックなのさぁ!!」

 そーゆー訳である。まあ、基地外に常識を求めてはいけない、無意味だし。

「何を言う! バスジャックだからこそ、我の改造が許可されたと言うのにっ!!」

 ほら、まともな答えが返ってる筈がないんだ。

 一応、ペドロリ軍団なりの様式美に基づいて行動しているらしいが、誰だって変態の思考回路を分析したいとは思わないだろう。ゆえに彼らの行動は謎のままである。

「そもそも怪人と言うのはな……」

 なにやら講釈が始まりそうな雰囲気ではあるが、精神的に疲れ切っていたはにゃ〜んには変態につき合う気力も忍耐力も残ってはいなかった。

「もう良いっ! とっとと消えろ〜!」

 我慢の限界を越えたはにゃ〜ん怒りの電光パンチがクモ男の腹を抉る。吹っ飛んだクモ男は、ヨロヨロと立ち上がると両手を挙げて叫んだ。

「ペドロリ軍団に栄光あれぇ〜!!」

 叫び終わると同時に爆発。確かにある意味で古き良き様式美を踏襲している。しかし、余計な機能(自爆装置等)を付与したためにはにゃ〜んよりも遙かに性能が落ちているのだが良いのだろうか?

 後日、恐る恐る尋ねた側近にペド王はこう言葉を洩らしたと言う。『漢には負けると解っていても戦わなければならない時がある』と……側近は色んな意味で間違っていると思ったが、ペド王に逆らう勇気は無かったそうだ。

 こうして、はにゃ〜ん怪人クモ男の石切場での戦いは幕を閉じた。何故、石切場で戦っていたのかって? それは聞いてはいけない、きっとペド王の美意識のたまものなのだから(爆)。深くは考えずそーゆー物だと納得する事をオススメする。



「はーちゃん、お疲れさま〜」

 フレンダーと一緒に待機していたルナがはにゃ〜んに声をかける。

「別に大した事はしてないよ。肉体的には疲れてもいないし」

 裏を返せば精神的には疲れたと言うことだ。

「ううん、私たちでは倒せない敵をやっつけてくれたんだもの。ちゃんとお礼はさせて。本当にありがとう」

 ニッコリと微笑みながら深く頭を下げるルナにはにゃ〜んはどぎまぎする。こんな時のルナは本当に魅力的だとはにゃ〜んの哲弥の部分が思う。
 そしてお礼の内容を考え、イヤだなとも思う。しかし、同時に楽しみに思う少女の部分もはにゃ〜んの心の中には確かに存在していた。本人に未だ自覚は無いが。

 そして、ルナはフレンダーと協力してはにゃ〜んのメディカルチャックを始める。ルナは看護師の資格も持っていて、レジスタンスの中では貴重な治療役として活躍している。ナノマシンで強化された生体サイボーグとは言え少女であるはにゃ〜んを気遣うのは、大人のレジスタンス達のとっては当然の事であった。

 はにゃ〜ん本人は『精神は大人なんだし、ありがた迷惑だよっ』と主張するだろうが、身体に引きずられているのか少女化が進んでいるから必要な措置なのは間違いない。もっとも、ルナが世話をしているからこそ少女化が進んでいるとも言えるのだが。

「はい、メディカルチェック終了、問題なしですね」

「じゃあ早く帰ろうよ」

「ん〜、途中で新しい服を買って帰りましょうか? はーちゃんはもっとお洒落をするべきだと思うの!」

 着た切り雀なはにゃ〜んを心配しているのだろう。ルナは事有る毎にお礼と称してはにゃ〜んに服を買い与えていた。

「うっ、でも……」

「もう、遠慮なんかしないで良いのに。これはお礼なんだから♪」

 以前の事件の後から、ルナとはにゃ〜んは同居している。レジスタンスと密接な協力関係を築いた為だ。

 レジスタンスには強力な情報収集能力があるが、先○者程度ならともかく自力で変態幹部を倒すだけの力は無い。はにゃ〜んは逆に戦闘能力は高いが情報収集能力が低く、事件に対して後手に回る。両者の協力は必然であった。
 何故なら、ルナに逆らえない哲弥の心を持つはにゃ〜んにとって、ルナの涙ながらのお願いに逆らう事は不可能だったのだから。

『やっぱり、一緒に暮らすのが一番よねぇ〜♪ こ〜んな可愛い娘と二人暮らしっ! 年上の優しいお姉さんとのスキンシップ! 絆を深めるちょっとしたハプニング! そして二人は……うふふふっ♪』

 もしも、はにゃ〜んがルナの心の中を覗けたなら必死になって抵抗したかも知れない。

 ともあれ、ルナとはにゃ〜んの仲は『お姉ちゃん』『はーちゃん』と愛称で呼び合う程には仲良くなっていた。『そろそろ外堀は埋まったかな?』ルナの心の中はちょっぴり黒い様だ……。



「やっぱり恥ずかしいよぉ〜」

 はにゃ〜んはミニスカートを穿かされていた。顔は紅潮し目尻には涙。もじもじとお尻が揺れ、手は少しでもお尻を隠そうとスカートを抑えている。なかなかの破壊力であった。

 行きつけのブティックへ到着するとはにゃ〜んにとっては試練の時、ルナにとっては至福の時、通称着せ替えタイムが始まる。勿論、服を買うのが目的であり、着せ替えは服を選ぶ為の手段に過ぎない(筈である)。

 しかし、服一つ選ぶのに数着〜数十着もの服を着替えるのははにゃ〜んにとって苦痛であった。特に不特定多数に注目されるのが堪らなく恥ずかしい。
 変に恥ずかしがって騒ぐから余計に目立つのだがはにゃ〜んは気付いていない。まあ、騒がなくても超絶に愛らしい少女であるから注目されるのは間違いないが、ここまで耳目を集める事はないと思われる。
 もっとも、既に名物と化しているので、今さら大人しくした所で無駄だろう。今ではルナとはにゃ〜んが入店する度にギャラリーが集まる程に人気のあるイベントなのだから。

 そして、家に帰り着いたとしてもはにゃ〜んの苦難は終わらない。お風呂タイムを初めとして、ルナの魔の手が次々に迫って来るからだ。

 はにゃ〜んにとっては表面上は優しいお姉さんなのでタチが悪い。ペドロリ軍団の変態相手ならパンチ一発で黙らせるのだが、ルナが相手ではそれも出来ない。

 今では一緒にお風呂に入ってすらいる……。ルナの裸を見る事にも、自分の裸を見られる事にも抵抗があるはにゃ〜んでは有ったが。ルナに涙目で『あの、迷惑だった?』等と迫られては無条件降伏するしか方法がない。はにゃ〜んは(きっちり騙され)女の子として調教もとい教育されていったのである。
 『まあ、お風呂や着せ替えは困るけど、お茶の時間は結構好きかな?』と、すっかり甘い物好きになっているあたりが教育の成果だろうか?

「大丈夫、大丈夫♪ とっても似合っていて、すっごく可愛いわよ。次はこれなんてどうかしら?」

 そう言って手に取ったのはマイクロミニな大胆かつ可愛らしいスカートであった。

「えっ……」

 はにゃ〜んの顔が青ざめる。確かにルナの女の子教育によって、少しずつ男の尊厳が削られて行った。スカートを穿く事への抵抗も以前程では無い。しかし……。

 結論から言うと、今回ルナは急ぎ過ぎた。男の心を多分に残すはにゃ〜んにとって、マイクロミニなスカートは我慢の限界を越えていた。客観的に見ると、普段の戦闘スタイルの方が大胆だし露出も多いのだが……ミニスカートですら耐え難いのに、さらにその上のマイクロミニに耐えられる筈がない。

 結果……

「お姉ちゃんの馬鹿ぁ〜!!」

 はにゃ〜んはそう叫ぶと店を飛び出したのである。このセリフを見る限り、本人が思っている以上に女の子化が進んでいるようだ。

  



 はにゃ〜んは歩く、暖かい(が、色んな意味でストレスが懸かり過ぎる)ルナとの生活に背を向けて、厳しくも自由な荒野へ向かって。

 はにゃ〜んの足取りは重い。しかし、それも最初だけ。荒野が近づくにつれ足取りは軽くなる。

「ふんふんふ〜ん♪」

 鼻歌なども飛び出し、心は既にご機嫌モード。だんだん荒野が近づいて来る。女の子扱いされない自由な生活が戻って来る。

 はにゃ〜んはスキップしながら進んで行く。ミニスカートのまま、ごく少数の幸運な通りすがりにパンチラを披露しつつ、ご機嫌に。

 荒野には可愛い服は無い。しかし、他人の目も無いから見た目を気にする必要も無い。

 荒野にはお風呂も無い。しかし、もっと女の子らしくしろと口うるさく言われるよりは良い。はにゃ〜ん自身は偶に降る雨に濡れるだけで十分だと思っているのだし。

 荒野には美味しいケーキが無い。……ちょっと辛いが我慢は出来るだろう。多少不便でも自由には換えられない。

 そうだ、とうとう荒野に着いた今、はにゃ〜んは完全に自由なのだ!

「夕日……ずいぶん久しぶりに見た気がする」

 はにゃ〜んはありふれた夕日にすら感動していた。

 ピポポッ♪

 ふと気が付くとフレンダーが足下で鳴いていた。時が経つのを忘れて夕日に見入っていた為に気がつかなかったのだ。

「フレンダー、追いかけてきてくれたんだね?」

 ピポ♪

 はにゃ〜んはしゃがみ込むとフレンダーを抱きしめた。

「ありがとうフレンダー。ボクね、今とっても嬉しいんだよ♪」

 ピポポ?

「久しぶりの荒野なんだよ♪ 自由なんだよ♪ とっても綺麗な夕日を見れて、ボクはとても幸せなんだよ♪」

 なんだかんだでボクが定着しているし、仕草も女の子っぽい。ここまで女の子に成ってしまったはにゃ〜んが本当に荒野で生活できるのか? 少々疑問である。

 ピポー?

「フレンダー、ボク疲れたよ……何だかとっても眠いんだ」

 そう言うと、フレンダーを抱きしめたまま横になる。

「……お休みフレンダー」

 そう言うとはにゃ〜んは意識を失ってしまった。その寝顔はとても安らかで、幸せそうである。それはまるで映画の一シーンの様で、荘厳なクラシックをBGMにして天使が迎えに来てしまいそうな雰囲気を醸し出していた。

「はーちゃん、迎えに来たわよ」

 本当に白衣の天使が迎えに来てしまった。ルナはこれでも看護婦なのだから、ある意味、天使と呼ばれる資格がある。はにゃ〜んにとっては堕天使でしか無いだろうが……。

「眠っちゃっているのね? 可愛い寝顔……」

 ルナははにゃ〜んの寝顔を覗き込むと優しくはにゃ〜んを抱き抱える。

「こんなに疲れていたなんて……もっと気遣ってあげないといけないわね」

 なんというか、激しく逆効果になりそうな気もするが、ルナも一応は反省している様だ。

 ピポポッ♪

「フレンダーもありがとね。貴方のおかげではーちゃんを見つける事ができたわ」

 高性能なフレンダーは迷子の捜索もバッチリ♪ 各種センサーと発信器で確実にお子さんの元へ貴方を導きます。以上はフレンダーがはにゃ〜んにナイショでこっそりルナに渡した『フレンダー取り扱い説明書』に記載されていた一文である。
 つまりはフレンダーをどうにかしない限り、ルナから逃げる事は不可能なのだ。知らぬははにゃ〜んばかりなりであった。

「さあ、帰りましょう。私たちの家へ」

 そう言うとルナはフレンダーを促し帰路へとついた。

 こうしてはにゃ〜んは白衣の堕天使ルナにお持ち帰りされてしまったのである。僅か2時間37分、当につかの間の自由であった。



「ホントに可笑しくない?」

 少々着飾ったはにゃ〜んがルナに質問する。

 あれから一騒動あったものの、(ルナは知らないが)小さな頃から喧嘩をしては仲直りしてきた幼なじみ同士。簡単に仲直りをしてしまった。
 ルナも反省し、はにゃ〜んが嫌がる服を無理に着せようとはしていないのも大きい。
 今では、はにゃ〜んは比較的自由に自分の服装を選べる。
 今着ているのはキュロットスカートで、これならはにゃ〜んでも抵抗無く着る事が出来るのだ。もっとも、スカートには変わりないのに抵抗感が無いと言うのは、男として問題なような? まあ、本人が幸せそうだし良いことにしよう。

「ホント? ホントに似合ってる?」

 ボーイッシュに纏めた服装を姿見で確認しつつ、はにゃ〜んはルナに重ねて問いかけた。

「クスッ、大丈夫、良く似合ってるわよ♪ すごーく可愛い♪ (ホント可愛い♪ 私、今晩我慢できるかしら?)」

 何を我慢すると言うのであろうか? ちょっぴり謎だがルナは百合の花をバックに背負ってこう考えた。

『我慢、我慢よルナ! はーちゃんは今時珍しい純情娘なんだからっ! 慌てずにじっくりと、今度は内堀を……』

 ペドロリ軍団よりも恐ろしい敵がはにゃ〜んの側に潜んでいるような気が……(余計な事は気にしない様に。邪魔するなら作者と言えども刺すわよ?)多分、気のせいに違いない。はにゃ〜んの多幸を祈っておこう(滝汗)。

頑張れはにゃ〜ん! 負けるなはにゃ〜ん! 君の幸せがきっと何処か遠くにある筈だ! 戦え、新造人間はにゃ〜ん!!


 このお話は毎年恒例に成りつつある、年賀のあけおめ電波作品を微修正した物です。

 電波な作品ですし多くを語る気にはなりません。ただ、この話を書いた時は平熱よりも一度ちょっと上の微熱状態だった事を申し添えておきます(爆)。

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