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魔法少女リーフ

第八話 四面楚歌

作:優 様



僕は皐月に自分が想像していた事を全て話した。
話している途中から、皐月のボルテージが上がっているの手にとるようにわかる。
ちなみにこういう風に皐月のボルテージは上がっていきます。

ティンクルを話し終える。
これはまだ良い役みたいだから?あまり表情に変化はなく・・・皐月ボルテージ10%上昇。
奈里佳を話し終える。
役柄がちょっとまずいせいか・・・皐月ボルテージ70%。
ミーナを話す・・・・・。
これはかなり役柄的にまずかったみたいで・・・皐月ボルテージ500%

ミーナを話し終えたときの皐月は・・・・・形容しがたいほど怒っていた。
言うなれば、0点を取った某少年の母の怒りの表情を42.195倍したぐらいの怖さだ。
皐月・・・・怖すぎるよ・・・。

「は・づ・き・ちゃ・ん覚悟はいい?」
皐月は指を鳴らしながら僕に近づいてくる。
ちなみに春香ちゃんは、僕が話し出して、皐月の注意が僕にそれたときに、
ちゃっかりと、別の部屋に避難していた。

「よ、よくない」
某は首を左右にぶんぶん振って後ずさりする。
怒らないって言ったじゃないか〜、と心の中で叫ぶ。
どのように言っても皐月は問答無用で襲い掛かってくるに違いない。
それがわかっているから、あえて口に出さなかったのだ。

「よくなくても行くわよ」
皐月はそう言うと、僕に飛び掛ってくる。
ヒラリ、僕は寸での所で皐月の手を交わす。
捕らえられたら、あの刑が待っているからだ。
どしゃぁぁーーーー。
皐月は勢いを抑えきれず、畳にヘッドスライディングをする。
ちなみに、ベースとなる物はビデオテープだったりする。
プロ野球選手並みのヘッドスライディングをした皐月は見事にベースとなるビデオに手をつける。
う〜ん、これだけの勢いがあれば、ソフトボールの盗塁でも狙えるぞ皐月。
僕は心の中で皐月に拍手をする。
皐月がヘッドスライディングをして数秒後、ゆっくりと起き上がる、
しかし、今さっきのヘッドスライディングによるダメージが大きそうだ。
顔を押さえて、目に涙を少し浮かべている。

「どうしてよけるのよ」
皐月は怒り口調で僕を怒鳴る。

「だ、だって、怖かったから・・・・」
僕は皐月の勢いに押され、どもってしまう。
その言葉が皐月の怒りを激化させる。

「私が怖いですって?」
皐月はすごい形相で僕を睨む。
皐月、怖いよ・・・・父さんをそんな目で睨まないで・・・。
自分の娘ながら本当に怖いと思う僕である。

「うん・・・」
僕は思わず頷いてしまった。
この行為が皐月の怒りのボルテージを上げることはわかりきっているのに。
僕って、この姿になってから墓穴を掘ってばかりだよ。
とこの姿になってからの自分を振り返る。
皐月に攻撃される事、5回三日目でこれだけやられている。
いやでも、危険感知をするようになるというものだ。

「何ですって〜」
皐月のお決まりの言葉が出る。
そしてまた僕に飛び掛る。
ヒラリ、また僕は皐月の攻撃をかわす。
ずしゃぁぁぁーーー。
またもや、皐月のヘッドスライディングが決まる。
本当に奇麗なヘッドスライディングだ、見ていて感心する。
(ただ着地は、顔からなのでもしかすると奇麗であるとは言えないかも知れないが・・・・)
そんなことを考えながら起き上がった皐月が襲ってくるのを構えて待っていると・・・。
皐月がうつ伏せになる事数分皐月は起き上がらない。
もしかして、気絶しているのでは?と心配して皐月に駆け寄ってみると、

がしっ、皐月の手が僕の足を掴む。
しまった、と思うがもう遅い。
僕は懸命に、足に力を入れるが、皐月の手は外れない。
それどころか、バランスを崩して座り込むように倒れる。
僕が座り込むと、皐月は顔を上げる。
ヘッドスライディングにより真っ赤になった顔でしてやったりと冷笑を浮かべる皐月、
はっきり言って怖い。
その表情に僕は恐怖を感じざるをえなかった。

「は〜づ〜きちゃ〜ん、覚悟はいいかな〜?」
皐月は僕の足を自分に近づける様に引っ張る。
ずりずり・・・・
僕は必死に畳を掴み抵抗するが、少しずつ皐月に引っ張られていく。
そのとき、僕はあり地獄から必死に逃げようとするありになった気分だった。

「さ、皐月、やめないと小遣い減らすぞ」
僕は皐月に奥の手を使ってやめるように言う。

「別に葉月ちゃんからもらってるわけじゃないからいいわ」
しかし、皐月には効果がなかった。
そして、僕は皐月からの攻撃射程内に引きずり込まれ・・・・・。
皐月に頬を引っ張られ、くすぐられ、そして○○○に処される。
○○○とは罵詈雑言の刑で、これが加わる事により、コンビネーションが完成する。
まずくすぐりの刑で身体を疲労させ、うにょーんの刑で痛みを与え、
そして最後に罵詈雑言の刑で精神的に痛めつけとどめを刺すというものだ。
皐月がストレス解消に樹相手にやっていたものが、
同じ位の年恰好となった僕も対象となってしまったのだ。
この姿になってからは、いつかは僕が対象に入るだろうと思っていたけどね。
その刑に処された僕は数10分ほどあらゆる痛みのせいで動けなかった。
そして、なんとか僕が動けるようになった時の第一声は、

「樹・・・良く耐えていたね・・・」樹に対する同情の言葉であった
僕は力なく、指輪を掲げ、呪文を詠唱する。

「指輪に秘めし力よ、その力を我に示せ。認められし主、葉月が命ずる」
呪文を詠唱し終え、僕はリーフとなる。

「ヒーリング」
僕は自分を治癒しようと魔法を唱える。
肉体的な傷は癒えるのだが、疲労感は消えることはなかった。
むしろ、つかれは増しているように感じる。
やっぱり、自分で自分の疲労を取るのは無理なのかな?
僕はそう思い、ふらふらしながら皐月の部屋へと行く、
コンコン、皐月の部屋をノックする。

「はい」
かちゃ、皐月の部屋のドアを開ける。

「リーフさん?」
皐月が驚いて今の僕の名前?を呼ぶ。
皐月は僕がどうしてリーフの姿でこの部屋に入ってきたのかわからないようだ。
僕は無言で皐月に近づくと、皐月は身構える動作をする。
どうやら僕が仕返しをするためにこの部屋へ入ってきたのだと勘違いしているようだ。

「じっとしていて下さいね」
と言って僕は呪文を詠唱する。

「ヒーリング」
僕が呪文を唱えると、さっきのヘッドスライディングによって赤くなってしまった皐月の顔が元の肌色となっていく。

「・・・これでだいじょうぶですわ」

「葉月ちゃん・・・どうして」
皐月は僕がどうして、自分の治療をしてくれたのかがわからないようだ。
僕は指輪を外し、皐月に語りかける。

「顔は・・女の子の命だ・・・からね」
言っていて恥ずかしいと思ったけど、それを表情に出すことなく、
皐月の攻撃によるダメージの残ったまま魔法を使ったため、そのまま気を失ってしまった。
ぽふ、僕は気を失いながらも何かに支えられたのを感じた。
・・・・・目を覚ますと、僕はベッドの上に横たわっていた。

「葉月ちゃん目が覚めたの?」
皐月が今にも泣き出しそうな顔で僕を見ている。

「どうしたの?皐月さん」
僕には皐月がそんな顔をする理由はわかる。

「『どうしたの』じゃないわよ、私の治療をしてからいきなり倒れるんだもん」
皐月は僕が気を失った事に責任を感じているようだ。

「前にも一度魔法を使って倒れた時は平気だったんだから心配する必要はないのに・・」
僕は自分ではそう言っているが、皐月が心配してくれた事が嬉しかった。

「だって、私があんな事をしなかったら、葉月ちゃんは気絶する事はなかったのよ」
皐月は目から光る透明な液体を流していた。

「いいんだよ、僕から皐月の妹として扱うように言ったんだから、
皐月が怒るのが自然だよ」
そう言って、僕は皐月を軽く抱き寄せ、頭を優しく撫でてやる。
皐月は僕の胸の中で泣いていた。
いつもは樹よりも気丈に見える皐月なのだが、こんな一面も持ちあわせていたのだ。
その時僕は妹としてではなく、父親として皐月を見ていた。
今までに見られなかった、皐月の姿を見られたことはこの姿になってよかった事と言えるのかもしれない。

この境遇をプラスにすることも、マイナスにすることも自分次第なのだなと思う。
皐月は長時間のビデオを見た疲れと、僕が気絶した事で心配した疲れが出たのか、
僕の胸の中で寝息を立てていた。
昨日の弥生さんと同じだね、僕は微笑むと、皐月をベッドの上に寝かせようとする。
持ち上げようとした時、ズシッと重さ感じる。
やはり少女となって力が落ちたのだろうか、皐月の身体が重く感じた。

「お、重い」
と僕がもらすと・・・、「何ですって〜」
皐月が目を閉じたまま言う。
怒ってるようには聞えなかったが、
僕はあまりのタイミングのよさに、飛び上がりそうになるほど驚いた。
この発言は、自分が地雷を踏む事に等しいからだ。
しかし、皐月が「スースー」と可愛らしい寝息を立てていることから、
眠っている事を確認し、安堵した。
皐月をベッドの上に寝かすと僕は皐月の部屋を後にする。
そういえば、春香ちゃんはどうしたのかな?

僕はそう思いながら自分の部屋へと戻る。
そこには、申し訳なさそうな表情をしている春香ちゃんがちょこんと座っていた。
春香ちゃんは僕を見つけると「葉月ちゃんごめんなさい」そう言って両手を合わせて僕に謝る。
皐月が怒ったときに自分が逃げた事を謝っているようだ。

「気にしなくていいよ、元はと言えば僕が皐月を怒らしたのだからね」
僕は首を軽く振って、自分が気にしてないと言う事を示す。

「でも・・」
春香ちゃんはまだ申し訳なさそうにしている。

「いいよ、ああなった皐月を押さえる事はできないからね、逃げて正解だよ」
僕は苦笑を交えて春香ちゃんに微笑みかける。

「うん」
僕の言葉に春香ちゃんは頷くと、表情が明るくなる。

「この姿になって、皐月が怒ると怖いか身にしみて感じてるよ」
僕は苦笑したまま言葉を添える。

「確かに、葉月ちゃんは大変そうだもんね」
春香ちゃんは頬に人差し指を当てて考えるようなポーズをする。

「うん、自分の仕事も今まで通り出来ないし、力も出ないしね、
それに、この服だって着てて恥かしく感じるんだよ」
僕はワンピースの裾を少し持ち上げる。

「そうなの?」
春香ちゃんは少し驚いているようだ。

「そうだよ、春香ちゃんは僕がもう慣れているように見えるかもしれないけど、
まだこの姿になって三日目だよ、これだけの時間でこの服に慣れるほど僕は器用じゃないし、
言葉遣いだって、女の子の使う言葉になれてないし、そう話すのにもまだ抵抗があるんだ」
僕は春香ちゃんに自分の今の状態を笑顔で語る。
自分の家族にも言うのが言のだろうけど、僕がこの姿になった以上の心配は掛けたくないから家族にはそう言った悩みは打ち明けてい
ない。
まあ、一月も経てば慣れるだろうとは思うけどね。

「皐月はこのこと知ってるの?」
春香ちゃんは僕の話を聞いた後少し考え込むと、口を開く。
どうして自分にこのことを話してくれたのかを疑問に思っているのだろう。
僕はその回答として首を横に振る。

「いや、春香ちゃん以外に話してないんだ」
僕は少し表情を暗くする。

「どうしてあたしに話してくれたの?」
春香ちゃんはまた疑問に思ったのだろうか、聞き返すように言う。

「しいて言うなら、春香ちゃんが僕の事を皐月の父親である事を認めてくれたからかな?」

「最初は信じられなかったけど、皐月があんなに真剣に言うんだもん、親友として信じないと皐月が可哀相よ」
春香ちゃんが真剣に話す言葉に僕は頷く。
皐月は良い友達を持っているんだな、と心の中で呟く。

「それに葉月ちゃんは、自分の事『僕』って言ってるでしょ?
あたし達の年になるとそう言う子は珍しいの」

「そうなの?」
春香ちゃんが言い切ると同時に、僕は聞き返す。
僕の時代だったら・・・と思い返すが一人称が『僕』の女の子は居なかったと言う結論に行き着く。

「そうよ、男の子ならそうでもないけど、女の子はあたし達ぐらいになると、
自然に『私』とか『あたし』になるわ・・・・たまに自分の名前を使う人もいるけど」
春香ちゃんは説明を終えると、「それも葉月ちゃんのことを信じた要因の一つよ」と付け加えた。

「そうか・・・じゃあ、『僕』はやめないといけないのかなあ」
僕は呟くようにそう漏らした。

「いいんじゃない?自分のことを『僕』っていう女の子も居ないわけじゃないんだから」

「そうだね、人生30数年『僕』で通してきたから、いまさら変えられないからね」
春香ちゃんの言うように僕は『僕』で通しても不自然じゃないよね。
それから、春香ちゃんと話込む事30分、時計を見ると短針が五時を指していた。

「あっ、もう帰らなくちゃ」
春香ちゃんが時計を見ると立ち上がり、帰宅の用意をはじめる。
用意といっても、ポシェットの中身を確認するだけだけどね。

「お邪魔しました」
春香ちゃんは玄関でそう言うと「またね」と僕に軽く手を振って玄関から出て行く。
それを僕もにっこりと微笑んで見送った。
バタンと、玄関が閉まると、僕は自分の部屋へと戻った。

部屋の中に戻ると、いつも通りに仕事を始める。
しかし、何か部屋に違和感を感じる。
自分の良く知っている部屋のはずだが、何か違う気がするのだ。
昨日も一昨日も感じたのだが今日も感じるのだ。
部屋を見渡してみる、家具などの配置は同じなのだが、
いつもと何かが違うそう感じる。
僕は気になるので立ち上がり、部屋の中を一回り歩いてみる。
すると、感じていた違和感の原因がわかった。

自分が女の子になっての身長低くなっているため、低くなるのが当たり前だと言えば当たり前なのだが、
それで感じる違和感の原因に気付くのに三日もかかってしまった事に苦笑するしかなかった。
そして、ふと思い出す、昨日デパートで買ったものが明日届くのだ。
それを思い出すと、この家に住み始めてからそんなに変化の無かった自分の部屋も明日変わってしまうのだなと、ふと寂しさを覚え
た。
箪笥の中の衣類(今は着られない)や机の上に飾られている、家族6人で移っている写真(如月さんの生きている頃に撮られたもの)
など捨てないまでも自分の部屋に置いておけないものになっている物はどうなるのだろうか?
ふと気になってしまう、今の自分には不要な物ではあるかもしれないが、
自分の部屋に自分以外の家族(厳密に言えば自分も写っている)の写真を飾れないのかと思うと、
どこか自分が家族でなくなっているような気さえする。
ちょっとした鬱な気持ちになってボ〜っとしていると、
コンコンと、ドアをノックする音が聞えてきた。
誰だろう?とちょっと疑問に思いながら「開いてます」と返事を返す。
がちゃりと開けたドアから樹が顔を覗かせていた。

「樹さんどうしたの?」
僕はちょっとした練習のつもりで女の子っぽく首をかしげるようなポーズで樹にここに来た用を聞いてみる
それを聞くと樹は凍りついたようにその場で硬直する。
元父がこんな言葉遣いをするとは思わなかっただろう。
数秒たつと樹の硬直が解け「と、父さん?」と驚きの表情で僕に尋ねる。
う〜ん、皐月の時とは違った反応だな、でも・・・。
このまま話すと樹がいろんな意味で混乱しそうだから言葉遣いを戻す事にした。

「樹、これだけのことで驚いていたら大変だぞ。
忘れてないと思うけど後10日程で一緒に学校に通うことになるんだから、
早く慣れてくれないと困るよ」
僕は溜息まじりに樹に言う。
こんな事で驚いていたら先がおもいやられるな。
僕は自分の言葉遣いを棚に上げてそんなことを思いながら樹に視線を移す。

「ご、ごめん」
僕の視線に気付いたのか、樹は申し訳なさそうに謝る。
心なしか樹の頬が少し赤く染まっているようだ・・・・。

「樹、熱でもあるのか?顔が少し赤いよ」
僕は樹にそう言ってハッとする。

「い、樹もしかして・・・・・」
自分の表情がこわばっていくのがわかる。
僕の脳裏に二日前の樹の一言が過ぎる。

僕の頭の中でその言葉が数回こだまする。
そして言いたくは無かった一言を言う。

「僕を恋愛の対称に取ろうなんて思ってないよね・・・・」
僕はその言葉を絞り出すように言うと樹の表情は一変する。
その変化を図星と見るべきなのか、全く思っても無い事を言われて変わったのか判断しかねていると・・・、樹は少し怒りを交えたよ
うな表情で「と、父さん言って良い事と悪いことがあるぞ」と声を荒くして僕に怒鳴る。

「ごめん」
僕は肩をすくめて謝る。
そうだよね、間違ってもそんなことを思うはずないよね、そう気を取り直して、

「そういえば、何か用事があったんじゃないのか?」
そう言って、樹が僕の部屋を訪ねて来た理由を問う。

「あ、うん、一昨日俺が大怪我した時に父さん・・・いや葉月ちゃんが一生懸命魔法で直してくれたんだろ?そのときのお礼をまだ
行ってなかったから・・・今言うよ、ありがとう葉月ちゃん」
樹のその言葉に僕は首を横にふり、

「気にしなくてもいいよ、あの時はそれが当たり前の事だったんだからね」
そして、樹に優しく微笑みかけ言い続ける。

「それに樹には皐月たちと一緒に学校に行った時のフォローをしてもらわないといけないからね」
僕がそう言いきると樹は「そうだな」と言ってこの話を打ち切って、立ち上がると、

「用はその事だけだから」と短く言って、ドアを開けて、出る直前に「本当にありがとう」と小さく呟いて、
樹は僕の部屋を後にした。
それは樹の初めて見せる一面を見た気がした。
樹が行ったあと、僕はまた今後のことについて考えを巡らせていた。
僕の両親や兄妹は僕のことを和樹だとわかってくれるだろうか?
もしわかったとして、弥生さんや和広さんを責めたりしないだろうか?
こんなことを考えていると、どんどん鬱になっていきそうだ。
僕は途中で考えるのをやめ、『なるようになるさ』と自分で解答を出し、
そのうち起こるであろう出来事から目をそらした。
結局悩んでも状況は変わらないからね。
悩む事を打ち切った僕は仕事に打ち込む事にした。
それから二時間なんとか今月の仕事分を完成させ会社に送った。
そのメールには『体調が思わしくないため仕事の量を減らして欲しい』と書き添えておいた。

そして今日といういろいろな出来事があった日は終った。







後書
やっと8話をお送りすることができます。
作中の日の経ち方が遅いせいか、学校編までは遠く感じます。
ここのところ執筆ペースが大分落ちてるため、いつになるかまったくわからない状態です(汗

次回 8.5話(仮)忘れられた戸籍(仮)を御待ちください。

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