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この作品はシェアワールド「らいか大作戦」の一部である
【 MOE-DOLL根幹設定】並びに『DOLL王国と惑星連合との同盟』を最終的に予定されているされている、
【若葉のDOLL 萌ゆる戦乙女】を根幹作品とする

【若葉ワールド】

を前提として書かれた作品です。
DOLLについてより詳しくはこちら
大本である【らいか大作戦】は、
こちらを 参照してください。

この作品の設定は「M・O・E-DOLL」に準拠しておりますが、メインとなるストーリーとは一切関係ありませんのでご了承ください。



M・O・E−DOLL  星へ

write:keyswitch
Illustration:もぐたん様




M・O・E-DOLL
正式名称:Mecanical and Organic Exceed Doll
通称:『DOLL』or『M・O・E-DOLL』



「ここが…あたしに与えられた星…この星の生命体を仲間にするのがあたしの使命………とぁっ!」
 足元に出ていた石につまずいて…初めてこの星とキスをしてしまった。あぁぁ、シリアスに行こうと決めてたのにぃ。
 どうせ、あたしの『Doll人格』は『ドジっ娘』タイプよ。何をするにしても、一本抜けてて…
 おまけにDOLLになる前からドジばかりしていて…これじゃあ『ドジドジっ娘』じゃないのぉ。ぐすん。

 今回の使命だって、前回5人で降りた星で、ただの1生命体も仲間に出来なかったのはあたしだけだってことで…簡単に言えば、どうでもいい場所へ飛ばされた…左遷されて来たようなものよ。もっとも、あたしたちに左遷なんて単語はないんだけど。全種族を仲間にするのだから、『どうでもいい種族』なんて存在しないから。とはいえ、戦力が必要無いところにきたのも事実だから…ちっとも喜べません。

 けど…今回は全てをあたし一人でやらなきゃ行けない。本当に出来るんだろうか?。ちょっと心配。
 まぁ、最初からクヨクヨしててもしょうがないわね。『ドジっ娘』っていってもいい点だってあるんだから。『ノー天気』って言ういい点が………ホントかな?

 それはさておき(おいておきたいのよ、ホントに)
 この星の事は、降りる前にスキャンしておいた。生命体は陸上に約100種、水中に約50種。ちょっと少ないかなって思うけど…その内、知性生命体は陸上・水中とも1種のみ存在。それ以外の生命体は、本能の方で動いているみたい。
 という事はこの2種類の種族全員を仲間にする事が出来れば、晴れて任務完了になる訳だ。よーし頑張ろう。


 星の衛星軌道上に待機させておいた船から、今一番近くにいる知的生命体の位置を連絡してもらう………えーっ、北に10mぅ?って事は、すでに目視内に入っているって事で…どこ!
 5m…4m…だんだん近づいて来るよぉ。この辺りは草が追い茂っているとはいえ、膝の辺り位しか高さが無いから目視内に入らない訳はないんだけど…3m…2m…1m…手が届く位置にいるって事じゃないのぉ!。
 0.5m…0.2m…0.1m………ゼロぉ!?。目の前ぇ!?
 とはいえ、見回した限りそんな生命体は感知できない。透明人間なんて種族がいるって聞いた事もあるけど、そんな場合でもこのゴーグルを通す事によって見る事が出来るはず。なのに…何も存在しないなんて。
 もしかして、この星の種族は、我々の種族を上回っているテクノロジーを持っているとでも言うの!?。もしそうだとしたら…危険過ぎる!

 そう思って身構えた瞬間!!
「ぺろっ」
「うぁきゃあっ」
 不覚にも太股を舐められてしまった…ここって、DOLL化しても元の皮膚が出ているところだから、触られた感触はDOLLになる前と変わらないし…ここをなでられると、感じちゃうんだからぁ。もっとも、もっと感じるところもあるんだけど…って、そんな話はどうでもいい!!。一体何者!?
 腕に格納されているレーザーガンを出して、何かいた気配の方へ向ける…と、
「うにゃぁ?」
「はいぃ?」
 そこには…まんまるなおめめで私を見ていた小さな女の子がいた。でも、それにも増して気になったのは…なんなんだろう、その耳と尻尾は?
 どうやら…ネコ型の種族が発展したタイプのようだった。


 そういえば、あたしの容姿を紹介し忘れてたっけ。
 あたしはMecanical and Organic Exceed Doll 通称DOLL。個体名…名前はアメリア。本当はもっと長いんだけど必要ないんで簡単にそう呼ばれてる、
 姿は10歳位の少女の姿をしている。容姿?、もちろん美少女よ。あ、DOLLに美少女以外はいませんから間違えないように。まぁ、可愛いとか目つきがちょっときついとか、多少のイメージの違いはあるんだけど、それでも美少女の部類から外れる事は絶対にないです。
 ちなみに、DOLLにされる前はとある企業でスリーピングビューティー貨物屋なんてやってました。その頃から容姿は良かったんですよぉ、あ、もちろん女性でした。年齢は…201歳、そこ!お婆さんじゃないかって言わない。容姿はまだ20歳前だったんだから。
 スリーピングビューティー貨物屋ってのは、一種の運創業。ワープでは塩基配列が変わってしまうためにどうしても送れないれない物質をコールドスリープを利用してワープ以外で時間をかけて送ろうって考え出された商売。最初は男性がほとんどだったけど、重労働作業じゃない上に永遠に近いの若さと美貌を保てる事に気付いた女性達がやるようになって、結局女性が中心の仕事になっちゃったの。
 私もそれに憧れて、入社したんだけど…最初の荷物の運搬で行き先の入力を間違えて、変な空間に入ったらしくて(どうやってそんな空間に入ったのかは今でも謎)到着した先が『DOLL』の存在する星だったの。で、問答無用でDOLLの仲間にされちゃったって訳。このころからドジばっかりしてたんだなぁ…
 ちなみにその空間の事をMOEの技術部で調べてもらったんだけど、そこでも結論が出なかった。技術部曰く『QUEEN』様の行動にもよく現れるんだけど、一般常識や、科学的根拠からいきなり逸脱した不可思議な状況が見うけられるとの事…良くわかんない。

 まぁ、DOLLの細かい話は、資料になってるからそこを参照してください。という事で、説明はお終い。


 あたしがボーゼンとしていると…彼女の方から話しかけて来た
「お姉ちゃん…だれにゃ?」
 ここの種族に、防衛本能とか、異種族に対する恐怖って物はないんだろうか…まぁ、その方があたしとしてもやりやすい部分もあるけどね。無気質にしゃべるのが苦手なあたしとしては、その辺の表情を読み取られないというのは一番の利点。
「我々はDOLL。お前達を同化する。抵抗は無意味だ」
 あくまで無表情にそう言い放つ…相手に威厳を見せるにはこれが一番だとか。
「どうかってなーに・ていこうってなーに」
 そうきちゃったか………こういう場合が一番やりにくい。つまりは、外の種族と接した事の無い種族。平和ボケした種族。
『お前達を仲間にする』といっても、仲間に入れてあげるぐらいの反応しかない。
『抵抗するな』以前に、まったく抵抗してこない。
 つまりは…頭を抱えこんでしまいたくなる状況なんだよぉ。抵抗してくる相手を仲間にしえば、その元仲間に攻撃できる知的生命体ってまずいない。もちろん反撃してくる生命体もいる・けどそれでも躊躇してしまうから…ほおっておいても勝手に仲間が増える・もしくは相手が自滅するパターンになる。
 だけど、この場合は…この生命体を仲間にしても、外の仲間は多分そのまま受け入れてしまうだろう。今のこの子があたしを受け入れようとしているみたいに。
 もっとも、やってみないと解らない点があるのも事実。ならば、まずはこの子をこの星第1号のDOLLにするとしますか。

「同化ってのはね…こういう事を言うのよ、お嬢ちゃん…」
 あたしは、彼女を抱きあげる。見たところあたしより少し幼い程度…8歳くらいかな。これなら同化も早いでしょう。
「怖いのかな?」
「ううん…なんだか、どきどきしている。お姉ちゃん、痛くない?」
「痛いなんて事は全然無いわよ。逆に気持ちいい位だから」
「気持ちいいの…じゃあ…して」
「うん、してあげるね。そう言えば、あなたの名前を聞いてなかったっけ」
「ミナ…お姉ちゃんは」
「アメリア。ミナちゃんっていうの。そう、身体を楽にして、目を閉じて…」
 そうしてあたしは、自らの唇を、ミナの唇に合わせる。一瞬ミナはびっくりしたようだけど、そのままあたしを受け入れてくれた。そして自らの舌を、彼女の口の中へと潜らせていく。あたしの触手は無意識的にミナの身体を包むように巻き付いてゆく。ミナと離れないようにするために…
 こらっ、変な想像をするんじゃない。ここからが大事なところなんだから。あたしの舌からは、無数のナノマシンがミナの身体の中へと飛びこんで行く。サイズがサイズだから、ミナには何が起こっているのかまったく解っていないのだろう。頬を赤く染めて何か余韻に浸っているよう感じだ。
 でも、すでにミナの中に入ったナノマシンは、彼女の身体をあたし達DOLLと同じようにするために身体中の全ての細胞に作用を始めている。あたしのバイザーに接続されたカメラにはその映像がハッキリと映し出されている。後は待つだけ。
「アメリアお姉ちゃん…身体が熱いよぉ」
「だいじょうぶよ。じきに収まるから。それまではお姉ちゃんが側にいてあげる」
「うん」
 そういっている間にもナノマシンはミナの体内を改造していった。防御の為のシールド・攻撃の為の武器・そしてDOLLとしての人格…は、あたし譲りなので『ドジっ娘』になっちゃうけど、これだけは…ねぇ。

 そして…数分もすると、彼女の姿はDOLLへと変身していた。
 といっても、基本的な骨格は、元から8歳程度だったのでほとんど変化していない。元から付いていたネコ耳もネコ尻尾もそのままだ。これが老人や男性だったら…すごい変化がみられるんだけどね。
 だが、DOLLとして重要な触覚は完全に形成されていた。それは頭の左右から2本出ている触覚、普通の時はただの飾りか髪の一部としか見えないけど…攻撃にも使用でき、本船とのデーターのやり取りも出来る。そして、個人間でもその触手を絡めるようにしてデーターのやり取りが可能となっている。
 時として、その触手で相手を絡め取り、相手が身動きできない状態で口移しにより相手の身体にナノマシンを送りこむ事が出来るともいわれている。ドジなあたしにはどう頑張っても不可能な、神業だとは思うけど。


「おめでとう、ミナ。あなたがこの星でのDOLL第1人者よ」
「え、私が始めてなの?。わーい、うれしいなぁ。
 みんなに見せてくるねぇ」
 そういって走り出した瞬間…ミナは何も無いところで盛大に転んだ。そしてやっぱり地面とキスをしていた。
(もしかして、この星の生命体の人格って、いわゆる『ドジっ娘』ってやつなのぉ?。だとすると、ミナは『ドジドジっ娘』かな?)
 急に頭痛を感じてしまうあたしだった。


 ミナに連れられて集落に行くと…すんなりと受け入れられてしまった。あたしもDOLLになったミナも。
 それから1週間後…ミナの住んでいた集落の知的生命体は、全てDOLLになっていた。もっとも、DOLLにしたのはあたし一人だけだったけど。
 だって、この星の知的生命体って、ネコから進化したみたいで…自分が興味無い事には一切協力してくれなかったんだから。で、結局あたし一人がやる事になってしまって。
 おまけに、初めてDOLLになったミナは、あたしのオプションよろしく、いっつも付いてくるんだから。まぁ、そのおかげで、先に書いたように村へも入りやすかったって利点もあったけどね。

 1ヶ月後、あたし一人でやってきた仕事で、それなりのDOLL仲間を増やす事が出来た。が、この星のDOLL達の性格はあいもかわらずだった。ので、強制的な行動に出る事にした。
 衛星上の船から、あたしが増やしたDOLL仲間たちに、自ら仲間を増やすようにナノマシンから命令するようにと指示を与えた。
 ただし、あたしとミナをのぞいて…

 だめだなぁあたしって…何か、ミナにすっごい親近感が沸いちゃってきてるよぉ。お話する時もセンサーをお互いに絡ませて身体を密着させて信号のやり取りしてるし…時には口づけをして、情報のやり取りまでする(口づけをするって事は、相手の心の中まで見えるって事で…上官が下仕官の信頼を調べるために使う手段の一種でもあるんだけど…あたしの場合、ミナがあたしをどれだけ慕ってるか確認してる。多分ミナもそうなんだろう)

 3ヶ月後、陸上の知的生命体は全てDOLL化が完了したとの連絡が入った。
 これから海中にいる知的生命体にも手を延ばさなくては行けない。でも、パートーナーのミナは『大丈夫だよ』って言ってくれた。今までの彼女の言葉に嘘は今まで一度だって無い。だから、今回も大丈夫だよね!!



 海の中の生命体…『イルカ』っていう生命体だって。
 まぁ実のところ、これはこれでDOLLにしなくても問題ないんだけど、1体ぐらいはDOLL化してみたいなぁ〜と思うのが心情というもの。間違えてますか?
 前回のミナの時と同じように(いえね、本当に呼んだら何の警戒もなく寄ってきたんですよ)口移しでナノマシンを注入する………お魚さんとキスしたの初めてなんですけど。
 と、そのイルカは、見る見るうちに、人の形を取り出した。ただし上半身だけだけど。下半身はお魚さんと変わらない。…確か水中/宇宙空間に特化したDOLLに、似たような姿の仲間がいた気がする。
 変身を終えたと思ったところで声をかけてみる。
「えっと…大丈夫だった」
「いやぁ、こ・こないで下さいぃ!」
 そう言ったかと思うと、原形をとどめていて変化してなかったと思っていた尾びれの一部が『ぱかっ』とひらいて…そこからミサイルが雨アラレのように飛び出して来た。
「でぇー、ストップストップ、別にとって食おうって訳じゃないんだから。話したいだけなのよぉストーーーップ」
 その言葉に…どうやら落ち着いたようで…こっちのお話も聞いてくれるようになっていた。やっぱりこの子も…同じタイプかぁ。
「あー、びっくりしたぁ。で、身体の方は大丈夫?」
「え…ええ、足が尻尾状態なので、動きにくいのは動きにくいですが、外に出ても息は問題無く出来ています」
「それに、すごく可愛い美少女になって…良かった良かった」
「え、美少女って…
 ぼく。男の子ですよ?」
 これは!…例の言葉を言わせるタイミングかな?
「ミナちゃーん、姿見持ってきてー」「はーい」
 そういって持ってきた姿見には…DOLLになったばかりの彼女の姿が写っていた。
「これが…ボク…なの?…か、かわいいです」
「でしょう?。君の種族のほかのみんなも可愛くしたいんだけど手伝ってもらえるかなぁ」
「ぜひ手伝わせてください!」
 やったぁ、久しぶりの交渉成立…私って交渉術うまくないから…
「そう言えば、あなたの名前は?」
「ボクはメルファです…でもそれだと男性名だから、女性名だとメルフィーかな?」
「よろしくね、メルフィー」
「はい!!」

 その後は、メルフィーのおかげですんなりと事が運んでいった。らくちんでした。






 DOLLを送ってから半年後…母星へ1本の連絡が入る。辺境惑星の星の1つが完全に掌握されたとの通信が。
 そのデーターを一瞥して、母星では命を下す。曰く『ほおっておけ』と。
 データーが示す数字は…惨澹たる物だったからだ。
 DOLL個体数…約2000体。確かに100個師団として十分に使える数ではある。
 数ではあるが、どうやらこの星の知的生命体の基本は完全に『ドジ』だったらしい。
 いや、『平和ボケ』と言った方が良いのだろうか。
 人格属性が50%が『ドジっ娘』×2という惨澹たる能力だからだ。
 残りの50%も『ドジっ娘』+αである。
 もしこんな者達を、師団に仕立てても、何の役にも立たないのは、計算するだけ無駄なのは火を見るより明らかだろう。
 確かに、我々の仲間が増えることは嬉しいことではある…が、はっきりいって、役に立たないと判断する。
 まぁ、多少の経験を積んだ人物ならば、そう判断してもおかしくはないだろう。


 M・O・E−DOLL (ネコ耳の)星へ 終







だぁぁぁぁ………変!!!
まぁ、スタートレックも全く知らない(ミスタースポックしか頭にない)上に、TS9の設定資料を読んだだけ…判るのはらいかワールドだけ(^^;;
後は妖精茶で話された会話…とはいえ、つぎはぎだらけで何がなんだかわからーん状態。


あ、このお話に出てくる『ネコ耳』星人ですが、姿はキャロラット星人といめぇじは似ていますが、まったく別の種族です。お間違えにならないようご注意ください。
(ウサ耳にでもすれば良かったかなぁ…とはいえ、7歳のバニーガールはヤバイか(汗))

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