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この作品はシェアワールド「らいか大作戦」の一部である
【 MOE-DOLL根幹設定】並びに『DOLL王国と惑星連合との同盟』を最終的に予定されているされている、
【若葉のDOLL 萌ゆる戦乙女】を根幹作品とする

【若葉ワールド】

を前提として書かれた作品です。
DOLLについてより詳しくはこちら
大本である【らいか大作戦】は、
こちらを 参照してください。


この作品の設定は「らいかわーるど」および「M・O・E-DOLL」に準拠しておりますが、メインとなるストーリーとは一切関係ありませんのでご了承ください。

どっかで聞いたような名前』が話の随所に出てきますが…それらは全て『他人のそら似』です! 現実世界に存在する人物と間違えないようご注意下さいね♪




★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★






 宇宙は広い…何処までも広い。

 何処まで広いかというと………えーっと…



 DOLLの乗った宇宙船が、偶然隕石にぶつかって・脱出した乗務員が、偶然近くにあった基地へ到着して・その中に偶然仲間の元DOLLがいて・そしてお子様ランチに釣られて、偶然その仲間入りをするくらい広い!

(どこが偶然だ・どこが!!。それに説明になってないぞ。まるっきり狭いじゃないかぁ!)



 ということで、ピナフォアがTS9で働く理由の説明終わり♪

「はしょらないでぇ!」

 当の本人が怒鳴っても、ちっとも威厳なんて無いよ〜ん♪ だって、客観的な事実でしょう?

「そ…そういわれるとそうだけど…でも、あたしはまだ完全なDOLLだよ! それに今は『TS9』という基地の調査という重大な使命を帯びているんだから」

 勝手にそう思ってるだけでしょう?

「そんな事無いよ! ミナス少尉やめるてぃちゃんって言う仲間がいるんだから」

 はぃはぃ、そう言うことにしておきますか。





 とまぁ、事実とはかなりかけ離れた所に経ち置かれているピナフォアだった。

(周りにピナフォアはいないな。よし)

 ちなみに客観的な事実は…

 偶然このTS9に迷い込んだ所までは先の説明の通り…まぁ、某ドジDOLLと同じと思って下さい。

 そこで、偵察をするつもりが、お腹が減ってしまい、自分の乗ってきたシャトルを食べてしまうという暴挙に出て、この基地から出られなくなってしまったのだった。

 挙げ句の果てにはラウンジにあるイスまで食べようとした(事実、食べた)。

 丁度そこにいたのが、めるてぃとミナス少尉。彼女たち2人はすでにDOLL装甲除去手術を受けて、このTS9で働いていたのだが、そんな事とはつゆ知らず、ピナフォアは仲間がいたことに狂喜乱舞する。

 しかし…よくよく見ると、その2人の仲間の調子が悪そう(に見えた)。そこで、メンテナンスを含めて再DOLL化をしようとするがことごとく『食堂のおばちゃん』に阻まれて失敗。

 そして、お子様ランチという最大の武器を持って、ミナス少尉とめるてぃは口八丁手八丁でピナフォアをカタチ的に連合側に引き入れることに成功する。

(詳しくは『めるてぃのその後』を参照してね♪)





 こうして、『元DOLL』ではない、『現DOLL』のTS9職員が誕生したのだった。

 もっとも、ピナフォアは、『DOLL種族のために、このTS9という異種族の基地を偵察している』と思っているのだが、実の所は全く正反対だったりもする。

 食事の最中ごとに『最高級お子様ランチ』を食べながら、他の職員がDOLLのことを根ほり葉ほり聞いているというのが現状らしい。もっとも、それに気付かずに口を滑らせているピナフォアもどうかとは思うのだが…



 もちろん、彼女もDOLLである以上、「隙あらば仲間を増やそう」と思っているのだが、そのたびに『食堂のおばちゃん』という最終兵器が登場してその危機は回避されているらしい。

 本来ならば、種族を増やせないという焦りから、ストレスが貯まるのかも知れないが、毎日3食お子様ランチが食べられるという特典(?)によって、ここに来てからは毎日がハッピーな気分で過ごせているという。



 …あんた、本当にDOLLなのか?






TS9での攻防

キャラクター原案:かわねぎ様、ひめくり様、もぐたん様

原作・原案:かわねぎ様、ひめくり様、もぐたん様

作:keyswitch








 ここは、TS9のラウンジ。



「はぁーっ、今日も一杯仕事して疲れちゃったぁ♪」

 うそつけ…あんたの仕事は半分が『寝てる』事だろうが! よっぽどミナス少尉やめるてぃのほうが何十倍も忙しいぞ。

(何故かというと…下手に目を離すとピナフォアがTS9の職員を『同化』しようとするためである。それを監視するという仕事が増えたミナス少尉やめるてぃの方が可哀想に思うんだけど)

「さぁって、今日の晩ご飯は何にしようかなぁ。お子様ランチも捨てがたいけど…高級お子様ランチもいいよねぇ。

 やっぱり、最高級お子様ランチかな♪」

 まてまて、全部『お子様ランチ』じゃないか! まぁ、DOLLにとって、お子様ランチとはどれだけ食べても飽きることのない最高級の食材だから、別にいいんだけどね…

「うぅぅ、食堂のオープンまであと10分。待ち遠しいよぉ♪♪」





 と、そこに現れたのは…

「おや、ピナフォア君じゃないか」

 このTS9の司令官・『かわねぎ中佐』だった。



 実の所、司令官がこのTS9にいること自体珍しいことなのだ。

 本来ならば、司令官が不在というのは非常にまずいことなのだが、TS9の位置が宇宙の端にあたるために、あまり忙しくなることがないのだ。その為に代理として副司令官のベン・ブルックス少佐がこの基地を守っている事が多い。そして、それで事足りてしまう。

 もっとも、代理をしている少佐自身もあまり忙しいと言うこともないらしく、TS9へ来てから覚えた『ボンサイ』とかいう地球という星の片隅の『日本』とか言う国に伝わっている趣味に凝っているという。

 まぁ、じつに平和な場所だと思って下さい。



 ちなみに何故、司令官のかわねぎ中佐が常時基地にいないかというと…地球での特殊任務が、非常に多いためである。その任務とは…トップシークレットとなっている。

(のだが、種明かし。

 かわねぎ中佐は、プレラット人とそっくりの『地球のハムスター』という生命体をこよなく愛しており、彼らと一緒にすごすのを心より楽しんでいるのだという。もっともそれを知っている人物は、このTS9基地にはまったく存在しない。

 副司令官さえもこのことを知らないと言う。知っているのは、『地球』のチャットという仮想スペースで知り合いになった地球人だけらしい)





「あ、司令官どの。こんばんは」

「あぁ、おつかれさま。慣れない環境かも知れないけど頑張ってね」

「はい、一生懸命頑張ります♪」

「うんうん。めるてぃ達とも仲良くね」

 もしかして、前回、草間の影から見ていた人物って………まさかね。ウチの作者じゃあるまいし…



 と、ピナフォアの脳裏に良からぬたくらみ(彼女にとってはすごいアイデア)が閃く。

(この人って、この基地の一番偉い人だよね。だとしたら、この人をDOLL化する事が出来れば、この基地を手に入れたも同然になるじゃないの♪

 基地を手に入れれば、お子様ランチ食べ放題! …は今もそうだけど…でも、DOLLとしての昇格は絶対間違いなしよね♪)



 彼女の特技『即断即決即実行』が発揮された。(ただ単に猪突猛進とも言うが…)

「司令官どのぉ」

 そういって、司令官に可愛らしい声を出しながら近付いて行くピナフォア。

 もちろん司令官に、『某科学者少女』の様な趣味はない(はず)だが、可愛い女の子に相手から近づかれて、嬉しくない男性はいない(と思う)。

「ど。どうしたんだい? ピナフォア君?」

「1つ…お願いがあるんですけどぉ…聞いてもらえますかぁ?」

「な…なにかな?」

「あの………私と………同化してくれません?」

 その瞬間、ピナフォアの触手が、かわねぎ司令に絡み付く。

「な!? …し・しまった!!」

 その時始めて、彼女が『現DOLL』であることを思い出す。普通に基地内で会っている時はそうは見えないので、その事を頭の片隅に追いやっていたようだった。

「大丈夫ですよぉ、司令官どの。痛くもかゆくもありませんから♪

 ちょっと口づけをすれば、あっという間にDOLLになれますから。もちろん、抵抗は無意味で〜す♪」

「口づけだとぉ!。

 やめろー、私には大事な家族がいるんだぁ! DOLLなんぞになってたまるかぁ!!!」

 そう言いながら何とか逃げようともがく司令官。しかし、ピナフォアの触手はそれくらいではびくともしなかった。

「7歳から14歳までの美少女になれるという特典も、もれなく付いてきますよ♪」

「そ…それは確かに美味しい話かも知れないが………

 だが、私がDOLLなんぞになったら………大事な大事なハムちゃんズの面倒は誰が見てやるというのだぁーーーっ!!」

「問題ありませぇん♪ その子達もDOLLになれば一石二鳥ですぅ♪」


「…いやぁ、地球のハムちゃんズは、プレラット人とは違って、知的生命体ではない気もするのだが…」

「でも、『とっとこ公太郎』って番組を見る限りでは、知的生命体ですよぉ♪」

 …どこでそんな番組を見てるの? ピナフォアちゃん…

「アレは…確かに面白い番組だが、かなりフィクションが入ってるし…」

「え、ふぃくしょんなんですか? 知らなかった…」

「うむ、今度全巻見せてあげよう」

「お願いしますぅ♪」

 どうやら、司令官が地球から情報を持ち込んでいるらしい………って、かなりじゃなくて、じぇんぶフィクションだと思うよ。



 しかし、ハムちゃんズの話になると和やかになるのは…何故?





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「ってことで、同化しちゃいま〜す♪」

「やーめーろーーっ!

 くそっ…これは最終兵器をだすしかないか…

 ゆけっ! 最終兵器(パート1)

 そう言いながら司令はポケットに隠し持っていたスイッチのボタンを押す。



 その直後!!!

「特上お子様ランチおまちどおさま。

 食べたらここに置いておいてくれれば後で取りに来るから良いよ」

 出た! 対DOLL最終兵器(パート1)。今回は前回にもまして反応が素早かった。

 食堂のおばちゃんは、てきぱきと並べ終えると、

「冷めないウチにたべてあげてね」

 と現れた時と同じようにあっという間に退場する。

 そして…お子様ランチだけが残された。



「さぁ、どうする、ピナフォア君。

 私を離さなければ、あのお子様ランチをそのまま片づけさせるぞ」

「くっ………お子様ランチを人質・もとい、物質にされては…」

 究極の選択を迫られて…今回は素直に屈服しようと、考えを及ばせ始めるピナフォア。



 と、そこに新たなる人物が!!



「なにしとんのや?」

 そこに現れたのは…

「カ・カーディナルの海のセレーヌさまぁ!!! 何故こんな所に!?」

「そんなもん決まっとるやないけ。

 ウチは、すべてにおいて最高の味を追求しとるアイアンシェフやで。いままで、近くの星で料理修行をしてたにきまっとるやろ」

「………近くって………もしかして………」

 真っ青になる司令官。DOLLの・しかも、どうやらかなり高い地位の存在が、いともあっさりと自分の管轄する領域に入っていたとしたら…そう考えを巡らせて、背中に冷たい物が流れる司令官だった。

「さっきまでいた星の名前なんぞどうでもいいんや! ウチに必要なのは、うまい料理の作り方だけや。そこがどんな星かなんて関係あらへん。



 ところで」

 そういって、ラウンジの席に置かれたお子様ランチを見る。

「これは、あんたらのトコで作った『お子様ランチ』かいな?」

「…あ…ああ…」

「ふむ…」

 そう言ってじっくりと見始めるセレーヌ。

 その姿を呆然と見守る司令官とピナフォア。………司令官も逃げればいいものの、一体何があったのか良くわからないらしくて固まったままだ。



 そして、

これは、本物の『お子様ランチ』やない!!

 ちょっと待っとりや、ウチが本物の『お子様ランチ』を食わせたるさかい」

 そういうと、きびすを返してラウンジを後にするセレーヌ。



「ピナフォア君…1つ聞いていいか?」

「なんですか?」

「彼女は…誰?」

「えっと『海のセレーヌ』様と言って…これこれこういう人(DOLL設定集参照)です」

「…うーむ、よくわからん」

「私にも良くわかりませんよぉ」



 しばらくして、

「おまちどぉ!」

 手に2人前の『お子様ランチ』を持ってセレーヌは帰ってきた。

「これが本物の『お子様ランチ』や。食うてみぃ」

「って、私の分もあるのか?」

「もちろんや。食に種族の違いはない! 美味しい物は例えどんな種族でも美味しいんや。

 あんたにも、本物を食うてもらわんと違いがわからんやろ」

「じゃあ、さっき注文したお子様ランチは、下げてもらって………」

「いや、ウチが頂くわ。他の人の作った料理を食す・これも勉強の一種や。

 それに、食材を無駄にすることは、料理人が一番してはいけない事や!」



 そういって、3人はイスに座ってそれぞれ食事を始めた。

 …司令官はピナフォアの触手から離されたらしい。今の内に逃げればいいのに、司令官も一緒にイスに座ってお子様ランチを食べ始める。



「う…うまい」

「本当に美味しいですぅ♪」

「そやろ♪」

「あっさりとしているのに、それでいてこの後に残る美味しさは…まるで究極の料理を食べているようではないか。

 そんな馬鹿な、『お子様ランチ』ごときがこんなに美味しいなどとは…」

「ごときやあらへん! 料理と言う物は全てが美味しい物なんや。それが美味しくなくなるのは料理人の腕が悪いだけやで。

 お子様ランチはその中でも究極の料理なんや。全てが僅かずつしか乗っとらへんけど、例えその中の1つでも美味しくないものが混ざっとると、全てが台無しや。

『お子様ランチ』は、それだけ奥が深い料理なんや!」

「そう言われると…そう感じてきたような…」

 DOLLの口車に乗らないで下さい、司令官。

  



「ほな、うちも味見をしてみるか」

 そう言って、出前のお子様ランチに口を付けるセレーヌ。そして、ゆっくりと味わうように食してゆく。

「うーん…味は確かにまぁまぁやが、心がこもっとらんやないか。こんなもんで金を取るなんて10年早いで!

 これは、この基地の料理人に『本当の料理人魂』を教えなあかんなぁ…」

 そう言うと、セレーヌは基地のコンピューターにアクセスするとなにやら始める。そして数秒後…

「よっしゃ、これでウチがこの基地の料理主任に設定できた」

「ばかな…そんな簡単に我がTS9のコンピューターにアクセスしてデーターを書き換えるなどと言うことが出来るわけがない」

「カーディナルのセレーヌ様に不可能はありませんよ♪」



「ほな、これからすぐに料理人に魂をたたき込んでくるさかい、これで失礼するわ。

 ほなな」

 そう言うと、現れたときと同じように帰っていった。

「おつかれさまでしたぁ。セレーヌ様ぁ。

 っと、忘れない内に司令官を触手で拘束っと♪」





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「………今のはなんだったんだ、一体。

 というか、さっきと全然状況が変わっていないじゃないか。いや、お子様ランチが無くなっただけこちらが不利になってしまったではないか…」

 冷静に判断する司令官。

「ということで、おとなしく同化して下さいね。司令官どの♪」

 そういって、触手で捕まったままの司令官に口づけをしようとするピナフォア。

「そう簡単に同化されてたまるか。まだ手段が無くなったわけではない!

 ゆけっ! 最終兵器(パート2)

 そう言いながら司令官は、またポケットに隠し持っていたスイッチのボタンを押す。



 その直後!!!

「こんばんは。 ………って、だれが兵器ですか!?

 そう言って現れたのは、誰もが知っている、庄司 果穂 ・ 通称『ロリコン科学者少女』だった。

「どこが通称ですか。あなたも改造してあげましょうか?」

 ………いえ、結構です。遠慮させて下さい。



 入ってきた果穂ちゃんの目を見た瞬間、ピナフォアは言いようのない恐怖感を感じた。

 それは…もし彼女に僅かでも触れられよう物なら、二度と自分に戻れなくなるような…とてつもない恐怖。

 DOLLになって、多種族との同化を数多くこなしてきたピナフォアだったが、自分よりも僅かばかり年上の少女にこんな恐怖を感じたのは初めてだったようだ。すでに、顔は真っ青になっている。

「ち…近寄らないでぇ………

 わ・わ・我々…我々は、M・O・E−DOLL…あ・あな・あなた達を、ど・同化します。

 て・てっ・て・抵抗は………む・無意味だ…ですよぉ…」

 すでに恐怖のためか、ろれつの回らなくなっているピナフォアだった。



 と、果穂ちゃんの口から

「さぁ、私と一緒にいい事しましょう♪ もちろん抵抗は無意味ですよ♪」

 どうやら、果穂ちゃんの方が一枚上手らしい。

「わ…私はまだ9歳ですよ。情報によるとあなたの守備範囲はティーンと聞いてますよぉ…」

 怯えながらも、そう反論するピナフォア。とはいえ、すでに逃げ腰である。

 しかし…どこでそんな情報を聞いたんだろう?

「そうですか………確かに守備範囲からは僅かですが外れていますね」

 その言葉に…一瞬ほっと胸をなで下ろすピナフォア。だが、次の果穂ちゃんの言葉でさらなる恐怖を感じる。

「ですが…科学者としての好奇心はそんな事では揺らぎませんよ♪ それに、あなたはすごくかわいいですから全く問題ありませんね。改造しがいがあるというものです♪

 さぁ、私と一緒にいい事しましょう♪ 抵抗は無意味ですからねぇ♪」

 そして、差し伸べられた果穂ちゃんの手が、ピナフォアに伸ばされる。

いやあああああああああああぁぁーーーっ!!!」

 その瞬間、ピナフォアは触手で捕まえていた司令官を放り出して、まるで十字架を近づけられたドラキュラのごとく、脱兎のごときスピードでラウンジから脱出を試みるのだった。

 どうやら、ラウンジのドアが開く時間も惜しかったらしく、そのままドアへと撃突して…ドアに自分の姿をくっきりと残したまま廊下へと走り去っていった。



「うーん…あれは良い研究材料ですねぇ。これは逃がすには惜しい存在ですね。

 ということで、私、あれを捕まえてきますね。では失礼します」

 司令官にそう言うと、果穂ちゃんはピナフォアが出ていった廊下へと平然と歩き出していった。『逃がさない』といっている割には、まるで彼女の逃げ場所を知っているかのようにゆっくりとした足どりで…



 1人取り残された司令官は…

「助かった…これは、早めに『対DOLL兵器』の完成を急がねばならんのかも知れないな。

 もっとも、彼女たち2人がいればTS9『だけ』は絶対安全だとは思うが」

 そう安堵のため息をもらすのだった。





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 それからしばらくの間…ピナフォアは、TS9中を逃げ回っていたという。

 なぜか、ピナフォアが逃げ込む先々に、果穂ちゃんが先回りしてるのだ。まるで、ピナフォアがどこに向かっているかを前もって知っているかのように。

『さぁ、私と一緒にいい事しましょう♪ もちろん抵抗は無意味ですよ♪』

 と、言われ続けて…………最後には、『もうどうなってもいい』と思うほどに追い込まれたとか…



 が、一週間ほどしたころ、ぱったりと果穂ちゃんの姿が見えなくなった。

(どうやら、別の仕事が入って、渋々ながらTS9を離れたらしい)





「なんとか…助かったのかな?」

 ラウンジでジュースを飲みながらほっとしているピナフォアに…

「なぁに、このボタンを押せば、すぐに飛んできてくれるよ♪」

 いつの間にか現れて、そう背中から声をかける司令官。

「いやぁぁぁーーー! それだけはやめてぇーーーっ!

 司令官どのには絶対に逆らいませんから、それだけは勘弁して下さいぃぃ」

 後ろでにやにや笑いをしながら立っているTS9司令官に、恐怖のあまりそう叫んでいたのだった。





(私って………本当に不幸の星に生まれたのかも…………)

 そう思うピナフォアだった。



 はい、その通りです♪





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後書き:

 思いたったが即断即決即実行…今日(えっと6/1です)午前中に思いついて書き始めて…書き終わったのが3時頃…

 何をとち狂ってるんでしょう、私は。



 このお話に出てくるキャラクターは、それぞれの作者さまの著作物(?)ですので、ご注意下さい。(今回は、私のキャラは一切出てきませんです)

 なお、ピナフォアとTS9司令官・及び海のセレーヌの行動は、ほとんど全てが『かわねぎさま』と『ひめくりさま』及び『もぐたんさま』による、チャット内での掛け合いを流用させていただきました。が、すべて私のつたない記憶に頼りましたので、原文通りとはなっていないと思いますが、こんないめぇじだと記憶しています。

 ですので、このお話の著作権は、かわねぎさま、ひめくりさま、及びもぐたんさまに帰存する物とさせていただきます。
 

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